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わかやま12湯でリトリート 温泉天国和歌山県へ

場所
わかやま12湯でリトリート  温泉天国和歌山県へ

関西屈指の源泉数を誇り、自然を楽しむ温泉が点在する和歌山県。山懐の秘湯から海辺の名湯まで、リトリートの聖地・和歌山で温泉三昧。

和歌山県が501もの源泉を抱く〝温泉県〞だということは、意外と知られていない。その数は関西随一。源泉数が多いだけでなく、山懐の名湯から風光明媚な海辺の古湯まで、その趣や泉質も多種多様。和歌山県は〝温泉天国〞と言っても過言ではない。

川底から湯が湧き出る「川湯温泉」や、洞窟の中でつかる「南紀勝浦温泉」など、壮大な自然と温泉が融合した、神秘的な入湯体験も味わえる。「わかやま12湯」は、一つの源泉を複数の施設で利用している和歌山県内の温泉地の総称だ。

さらにおもしろいのは、日本の温泉地の大部分が第四紀火山の周辺にあるのに対し、和歌山、とりわけ紀南地方は活火山がないにも関わらず、各所に高温泉が湧出する地質学的にも珍しい地域ということ。

日本三古湯の一つ「白浜温泉」や、弘法大師空海が開いたとされ、紀州徳川家初代藩主の頼宣が手厚く保護した「龍神温泉」など、温泉にまつわる歴史文化を辿るのも興味深い。ぜひ県内の温泉地を巡って、リトリート(=癒やしの旅)の聖地・和歌山の魅力を感じてみてはいかがだろうか。

わかやま12湯のホテル・旅館

南紀勝浦温泉<海辺の絶景>

ホテル浦島

170本以上の源泉があり、豊富な湧出量を誇る南紀勝浦温泉。波しぶきを間近に感じる自然むきだしの天然洞窟風呂「忘帰洞」「玄武洞」で、は迫力の岩肌と壮大な海に感動必至。
■1泊2食1万6500円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴1500円
■那智勝浦町勝浦1165-2/TEL:0735-52-1011

白浜・椿温泉<美肌の湯>

湯治のできる宿 しらさぎ

その昔、傷ついた白鷺を癒やしたとされる薬効と、pH10を誇るとろみを帯びた美肌の湯。海に臨む浴槽に加え、みかんやアロエなどの日替わり湯があり、いずれも循環なしの100%天然温泉。
■1泊2食1万2100円~(2人1室利用の1 人分)/日帰り入浴600円
■白浜町椿1056-22/TEL:0739-46-0321

すさみ温泉<表情豊かな海景>

ホテル ベルヴェデーレ

無色透明の硫黄泉。地中海風のリゾートスパは、月明かりと星に彩られる夜空や船の漁火が輝く海景など、露天からの景色が秀逸。ペット用温泉やサウナなども嬉しい。
■1泊2食1万5400円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴1000円
■すさみ町周参見4857-3 /TEL0739-55-3630

和歌山温泉郷<夕陽の絶景>

大阪屋ひいなの湯

紀淡海峡に沈む夕陽の絶景と、港町の風情を楽しむ露天風呂、加太の新鮮な魚介料理が心を癒やす宿。貸切風呂や新しい天然露天温泉付きの客室もあり、加太淡嶋温泉を堪能できる。
■1泊2食1万7500円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴1200円
■和歌山市加太142/TEL:073-459-1151

龍神温泉郷<美人の湯>

季楽里龍神

役行者、弘法大師の伝説や、紀州徳川家の別荘地として栄えた歴史がある龍神温泉。「日本三美人の湯」の一つで、なめらかに肌を包み、湯上りはすべすべに。
■1泊2食1万4500円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴800円
■田辺市龍神村龍神189/TEL:0739-79-0311

川湯温泉<河原が露天風呂>

山水館川湯みどりや

河原を掘ると温泉が湧き出す川湯温泉。宿から直行できる独自の河原の露天風呂が季節を問わず楽しめる。目の前の川と温泉を往復すれば長時間でものぼせ知らず。
■1泊2食1万6500円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴 800円
■田辺市本宮町川湯13/TEL:0735-42-1011

渡瀬温泉<巨大露天風呂>

けやきの杜わたらせ温泉

500人が一度に入れる西日本最大級の大露天風呂は、自然と一体化したような開放感が心地よい。日中の緑や夜の星空はもちろん、湯けむりが際立つ朝の湯浴みも情緒満点。
■1泊2食1万7600円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴1000円
■田辺市本宮町渡瀬45-1/TEL:0735-42-1185

みなべ温泉<成分濃厚>

鶴の湯温泉

阪和道みなべICから車で約15 分にある、静かな山間の温泉地。鉄分や高濃度の炭酸ナトリウムを含む黄褐色の温泉は切り傷や疲労回復に効くとされ、体を芯から温めてくれる。
■1泊2食9900円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴600円
■みなべ町熊瀬川47/TEL:0739-75-2180

白浜・椿温泉<日本三古湯>

SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE

「万葉集」にも登場し、数多の文人墨客に愛された日本三古湯の一つ、白浜温泉。その湯はサラリと肌にやさしい。深さが3段階ある露天では、120センチの立ち湯から180度海を望む雄大な湯浴みが楽しめる。
■1泊2食1万6500円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴1000円
■白浜町1821/TEL:0739-43-1000

太地温泉<くじらの湯>

花いろどりの宿 花游

リゾート感あふれる南国テイストの施設。豊かな湯量を誇る美肌の湯と共に、庭園の花々や熊野の山々といった視覚からも癒やされる。くじら料理が味わえるのもくじらの町ならでは。
■1泊2食1万7050円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴1100円
■太地町くじら浜公園/TEL:0735-59-3060

やどり玉川峡温泉<生きた源泉>

やどり温泉 いやしの湯

高野山へと続く美しい渓谷、玉川峡のほとりに佇む山間の名湯。とろみを感じるpH8.7のいで湯は、鮮度を保ちながら、温度を日に何度もチェック。まさに「生きた源泉」が味わえる。
■1泊2食1万3400円~(2人1室利用の1人分)/日帰り入浴700円
■橋本市北宿5/TEL:0736-32-8000

※「わかやま12湯」の温泉地には、他に「湯の峰」「串本」「湯川」があります。

「わかやま十二湯巡湯帳」を持って「御湯印」を集めよう

和歌山県の温泉地版・御朱印帳。各施設の「オリジナル御湯印」と各温泉地の「温泉地御湯印」の計30種類を集められる。「巡湯帳」「御湯印」ともに2024年4月発売予定。
詳しくはわかやま12湯推進協議会(TEL:073-427-0270)まで。


※料金等すべて掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2024年3月号)
(Web掲載:2024年2月7日)


Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

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