横浜美術館が3月15日にリニューアルオープン
丹下健三氏の設計で1989年に開館。左右対称に長く延びるファサードが特徴的な外観 撮影:新津保建秀
オープン当日には「第8回 横浜トリエンナーレ」が開幕
約3年にわたる大規模改修工事を終え、横浜美術館(横浜市西区)が2024年3月15日にリニューアルオープンする。オープン当日には、同館をメイン会場の一つとする「第8回 横浜トリエンナーレ」が開幕する。
改修にあたっては、現代の美術館に求められる「多様性」を重視し、誰もが自由にくつろげる空間を目指した。
エントランスホール「グランドギャラリー」を中心とする無料エリアを、新たにより開かれた「じゆうエリア」とし、開閉式ルーバーを改修して、天井からやわらかい自然光が降り注ぐ大空間を創出。美術館前の広場からも中の様子を見ることができるガラス張りのギャラリーを新設した。さらに、3階にあった美術図書室を地上階に移し、広場から気軽にアクセスできるようにした。
2024年11月には新しいカフェやショップ、2025年2月以降にはオリジナルデザインの机やイスで作品を見ながら交流を楽しめる「まるまるラウンジ」などもお目見えする。
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文/天野久樹
(出典:「旅行読売」2024年4月号)
(Web掲載:2024年2月26日)