名園を彩るツツジやフジ 武雄市で春の花めぐり

色とりどりのツツジが目にも鮮やかな御船山楽園の「つつじ谷」
約20万株のツツジや、樹齢170年を超える藤が咲き誇る
佐賀県武雄市にある御船山(みふねやま)楽園と陽光美術館・慧洲(けいしゅう)園で、4月上旬からツツジなどの花が見頃を迎える。
御船山楽園は、第28代佐賀藩武雄領主・鍋島茂義(しげよし)が1845年に完成させた、標高210メートルの御船山を借景にした池泉回遊式庭園だ。4月7日〜5月6日に花まつりを開催。「久留米」「平戸」など約20万株のツツジや、樹齢170年を超える藤が咲き誇る。
中国陶磁器のコレクションで知られる陽光美術館の日本庭園・慧洲園は、足立美術館(島根県)や米・ボストン美術館の庭園を作庭した中根金作によるもの。石組みや滝と調和するよう植えられたツツジやサツキが美しい。見頃は4月中旬〜。
約3000坪の日本庭園・慧洲園
問い合わせ:武雄市観光協会/TEL:0954-23-7766
文/中 文子
(出典:「旅行読売」2025年5月号)
(Web掲載:2025年4月13日)