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熊本県でプレDCを開催中!~熊本の旅②~

場所
熊本県でプレDCを開催中!~熊本の旅②~

くろちゃんが迎える「特急 あそぼーい!」

1日2往復の運行に

熊本県で、2025年9月30日まで熊本プレDC(デスティネーションキャンペーン)が行われている。キャッチコピーは「~アツい、ワクワク、新体験~もっと、もーっと!くまもっと。」。県内には見たい、食べたい、買いたい魅力がいっぱいで、のんびりと鉄道を利用しながら県内広域に巡る旅はいかが?

世代を超えて人気なのが「特急 あそぼーい!」だ。熊本駅と阿蘇のふもとにある宮地駅を結ぶ、JR九州が誇る観光列車の一つである。2025年3月15日のダイヤ改正で、熊本駅9時57分発と13時36分発、宮地駅12時2分発と15時48分発の1日2往復になった。

熊本駅から宮地駅まで、片道約1時間35分。4両編成で、全車指定席だ。先頭部と最後尾はパノラマシートになっていて、180度に広がる走行中の展望は圧巻だ。

特急 あそぼーい!
特急 あそぼーい!
親子シート形式の「白いくろちゃんシート」
親子シート形式の「白いくろちゃんシート」
パノラマシートからはスイッチバックの様子もばっちり
パノラマシートからはスイッチバックの様子もばっちり
カウンターやソファがある4号車フリースペース
カウンターやソファがある4号車フリースペース

101匹のくろちゃん

車体には、マスコットキャラクターである“くろちゃん”が描かれ、窓ガラスやカーテンの陰にもくろちゃんが隠れていたりするので、探してみるのも楽しい。車体と車内とあわせて101匹もいて、表情や仕草が異なるのも興味深い。

車内にある「KURO CAFÉ」では駅弁や飲み物を販売し、車窓風景を楽しみながら飲食を楽しむのもいい。くろちゃんのファイルやストラップなどオリジナルグッズも販売している。

体操中のくろちゃんを発見
体操中のくろちゃんを発見
くまモンが描かれた「阿蘇人サイダー」も人気
くまモンが描かれた「阿蘇人サイダー」も人気

子どもの遊び場も

子ども連れには、遊具スペースも大人気だ。木のボールプールや絵本コーナーがあり、客室乗務員が付き添っているので走行中も安心して遊べる。

子どもは木のボールプールで大はしゃぎ
子どもは木のボールプールで大はしゃぎ

馬や牛が迎える大草原

終点の宮地駅の一つ手前にある阿蘇駅は、阿蘇山観光の玄関口。世界遺産登録を目指すエリアで、阿蘇五岳の絶景はもちろん、観光名所は数多い。

阿蘇五岳の一つ、高岳に次いで高い標高1506mの中岳を見渡せる草千里ヶ浜は特に人気がある。噴煙を上げる中岳を望む別天地に、約78万5000平方メートルの大草原が広がる。雨水がたまってできたという池も風趣に富み、放牧された馬や牛の牧歌的な様子に心和む。

見渡す一面に広がる草千里ヶ浜
見渡す一面に広がる草千里ヶ浜
駒立山と池を背景に記念撮影を
駒立山と池を背景に記念撮影を

大草原を眺めてコーヒータイム

草千里ヶ浜を見渡す高台には、土産処や食事処が並んでいる。その中の一軒、草千里珈琲焙煎所は白を基調としたおしゃれなカフェだ。店内でひときわ目を引くのが巨大なエスプレッソマシンで、オランダに本社がある「キース・ファン・デル・ウェステン」のもの。調度品としての演出もされている。

ホットコーヒーやエスプレッソ、ラテ、カプチーノなどメニューは多彩。エスプレッソに竹炭パウダーを混ぜたラテや、八女茶を用いた抹茶ラテなど個性が光る品々もおすすめだ。草千里ヶ浜を眺めながら、ゆったりと珈琲を味わいたい。

テラス席もある草千里珈琲焙煎所
テラス席もある草千里珈琲焙煎所
竹炭パウダー入りラテ
竹炭パウダー入りラテ

熊本デスティネーションキャンペーン・プレキャンペーンの特設サイトは、こちら      

九州観光機構国内事業部TEL:092-751-2946

熊本DC実行委員会事務局TEL:096-333-2354

(Web掲載:2025年5月7日)


Writer

松田秀雄 さん

全国を取材で巡ること約30年。得意なテーマは「温泉」で、北海道・稚内温泉から沖縄・西表島温泉まで500湯・2000軒以上は訪れている。特に泉質は硫黄泉が好きで、湯上りに体を拭かず自然乾燥させるのがモットー。帰宅後、体に付着した硫黄成分が湯船に染み出して白濁する様子を見るのが好き。最近は飲泉への興味が強く、「焼酎割に適した温泉は?」を掲げて最高の一杯を探し中。旅行読売出版社・編集部に所属。

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