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熊本県でプレDCを開催中!~熊本の旅③~

場所
熊本県でプレDCを開催中!~熊本の旅③~

田園風景の中にたたずむ喫茶竹の熊

歴史ある名湯でのんびり

熊本の市街地を離れ、「特急 あそぼーい!」に乗って訪れた阿蘇エリア。熊本県は温泉の宝庫で、ここ阿蘇エリアでも温泉は楽しみな一つだ。中でも20軒ほどの宿が集まる内牧温泉は、阿蘇随一の温泉街。100年以上の歴史があり、夏目漱石や与謝野晶子など文人墨客の訪れも多い。

阿蘇駅から送迎5分のところにある亀の井ホテル阿蘇パークリゾートは、2024年12月25日にリブラントオープンした温泉宿だ。4棟の宿泊棟をあわせて209室からなり、ツイン、和洋室、ファミリールームなど客室タイプは幅広い。

阿蘇の根子岳や高岳を一望できる展望風呂が人気で、ほかに露天風呂を併設した大浴場や、3種の貸切風呂もある。通年で泳げる屋内温水プールも魅力だ。

モダンな雰囲気のツインルーム
モダンな雰囲気のツインルーム

熊本地震から復旧

内牧温泉で連泊して、のんびりくつろぐのもいい。周辺には見どころが多く、その一つが阿蘇神社だ。2000年以上の歴史がある古社で、全国に約500社ある阿蘇神社に総本社である。

熊本地震で楼門や拝殿など社殿の多くが被害を受けたが、2023年12月に復旧工事が終わり、かつての荘厳な雰囲気を漂わせている。

門前には土産処や食事処などが軒を連ね、門前町の雰囲気が色濃い。湧水に恵まれた地でもあり、通りのあちこちにある「水基」と呼ばれる水汲み場が涼しげな雰囲気を漂わせている。

国の重要文化財である楼門
国の重要文化財である楼門
ボランティアガイドさんに歴史を聞くのも興味深い
ボランティアガイドさんに歴史を聞くのも興味深い
水汲み場の一つ、妙音の泉
水汲み場の一つ、妙音の泉

風趣に富む景色を眺めながら

心癒やされる雰囲気が評判の「喫茶竹の熊」も、ぜひ訪れたい場所だ。阿蘇市内から北外輪山の一峰・大観峰を越えた、南小国町の田園風景の中にある喫茶処だ。南小国町は筑後川の源流域で、ここも清らかな水に恵まれている。江戸時代から美しい小国杉の産地として知られ、竹の熊の建築や食器にも小国杉を多用している。

柿葺きの屋根、杉皮葺きの天井、磨き丸太の棟柱など、小国杉のぬくもりをそこかしこに感じる。田園風景とつながる水庭には板の間をしつらえ、吹き抜ける風を感じながら飲食のひと時を楽しめる。恵まれた水を用いたコーヒーやオリジナルの飲み物、甘味など、ゆったりした気分で好みの品々を味わいたい。

風情ある水庭が広がる喫茶竹の熊
風情ある水庭が広がる喫茶竹の熊
飲み物はいろいろ(クラフトビールは終売の可能性あり)
飲み物はいろいろ(クラフトビールは終売の可能性あり)
小国杉を用いた各種グッズも販売
小国杉を用いた各種グッズも販売

熊本デスティネーションキャンペーン・プレキャンペーンの特設サイトは、こちら      

九州観光機構国内事業部TEL:092-751-2946

熊本DC実行委員会事務局TEL:096-333-2354

(Web掲載:2025年5月7日)

熊本の旅④は、こちら  


Writer

松田秀雄 さん

全国を取材で巡ること約30年。得意なテーマは「温泉」で、北海道・稚内温泉から沖縄・西表島温泉まで500湯・2000軒以上は訪れている。特に泉質は硫黄泉が好きで、湯上りに体を拭かず自然乾燥させるのがモットー。帰宅後、体に付着した硫黄成分が湯船に染み出して白濁する様子を見るのが好き。最近は飲泉への興味が強く、「焼酎割に適した温泉は?」を掲げて最高の一杯を探し中。旅行読売出版社・編集部に所属。

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