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熊本県でプレDCを開催中!~熊本の旅④~

場所
熊本県でプレDCを開催中!~熊本の旅④~

底まで透き通る白川水源

毎分60トンも湧く水源

プレDCが開催され話題を集めている熊本県。「特急 あそぼーい!」に乗って、水源豊かな阿蘇エリアを訪れたが、阿蘇以外にも県内には水清らかな名所は数多い。これから暑い夏に向けて、水をテーマに旅するのもおすすめだ。

南阿蘇村にある白川水源は、環境省の日本名水百選の一つに数えられている。四季を通じて水温は約14度で、毎分60トンも湧き出している。透明度が高く、池の底から湧き水が湧き出す様子を見てとれる。湧き水は持ち帰り自由で、近くの売店では空のペットボトルも売っている。

湧き水はひしゃくですくって汲む
湧き水はひしゃくですくって汲む

郷土の味を囲炉裏端で

白川水源に立ち寄ったら、車で約15分にある高森田楽の里でランチをとりたい。築200年以上の茅葺き民家を利用した食事処で、囲炉裏を囲んで味わう郷土料理が名物だ。

地元高森産のつるの子芋を使う里芋田楽をはじめ、地元の湧水を使った豆腐田楽、湧水で作ったこんにゃく田楽、東外輪山水系の水で育まれたヤマメなど、1本1本串刺しで囲炉裏に焼き上げる。郷土の味であるだご(小麦粉の平たい団子)汁は、鶏がらベースのしょうゆ味。山菜や鶏肉の滋味豊かな仕上がりだ。

昔風情漂う建物
昔風情漂う建物
ビールや地酒と一緒に味わうのもいい
ビールや地酒と一緒に味わうのもいい

鍾乳洞で芸術鑑賞

豊かな水源といえば、球磨村にある球泉洞もぜひ立ち寄りたい名所だ。洞内は通年で約16度なので、暑い夏でも快適に散策を楽しめる。

ここは九州最大の鍾乳洞で、約3億年余をかけてできた地底の世界を散策できる。全長約5000mあるが、一般公開されているのはそのうちの約1000m。一般コースは約30分、探検コースは約1時間の所要で、探検コースは長靴にヘルメットを装備して洞内を巡る。

一般コースでも自然の芸術品は十分に堪能でき、天井から落ちた石灰を含む滴が固まって成長した石筍(せきじゅん)や、盃を伏せたようなホマーン型石筍、色とりどりにライトアップされた石柱など、見るものすべてが幻想的である。

階段を歩いて洞内を散策
階段を歩いて洞内を散策
ライトに浮かび上がり幻想的
ライトに浮かび上がり幻想的
自然の美しさに感動
自然の美しさに感動

熊本デスティネーションキャンペーン・プレキャンペーンの特設サイトは、こちら      

九州観光機構国内事業部TEL:092-751-2946

熊本DC実行委員会事務局TEL:096-333-2354

(Web掲載:2025年5月7日)

熊本の旅⑤は、こちら   


Writer

松田秀雄 さん

全国を取材で巡ること約30年。得意なテーマは「温泉」で、北海道・稚内温泉から沖縄・西表島温泉まで500湯・2000軒以上は訪れている。特に泉質は硫黄泉が好きで、湯上りに体を拭かず自然乾燥させるのがモットー。帰宅後、体に付着した硫黄成分が湯船に染み出して白濁する様子を見るのが好き。最近は飲泉への興味が強く、「焼酎割に適した温泉は?」を掲げて最高の一杯を探し中。旅行読売出版社・編集部に所属。

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