アルペンルートに新しい乗り物登場!「立山トンネル電気バス」がデビュー

この春デビューした立山トンネル電気バス
トロリーバスの後継として誕生した電気バス
立山黒部アルペンルートの室堂(むろどう)―大観峰(だいかんぼう)間で、4月15日から「立山トンネル電気バス」が運行を開始した。
立山黒部アルペンルートは、富山県立山町の立山駅と長野県大町市の扇沢駅間を、ケーブルカーやバス、ロープウェイなどさまざまな乗り物を乗り継いで行く世界有数の山岳観光ルート。
最も標高の高い室堂(2450メートル)から大観峰へ続く立山トンネルでは、1971年〜95年にディーゼルバス、96年〜24年11月に日本で最後のトロリーバスが走っていた。ファンに惜しまれつつ引退したトロリーバスの後継として誕生したのが電気バスだ。
高地での安定走行が可能で、環境への負荷が少ない電気バスは、8台すべて異なるラッピングデザインで、トロリーバスのヘッドマークを継承。
デビューイベントとして、6月1日〜30日に電気バス記念カードを乗客全員にプレゼント。6月27日〜7月1日にはトロリーバスと電気バスを室堂ターミナル駐車場に並べて展示し、毎日13時から整備士による車両解説(約15分)などを予定している。
8台のうち3台は映画「おおかみこどもの雨と雪」特別デザイン
問い合わせ:立山黒部総合案内センター/TEL:076-481-1500
文/中 文子
(出典:「旅行読売」2025年6月号)
(Web掲載:2025年6月8日)