最後の“トロバス”を残したい! ――立山黒部アルペンルート
通称“トロバス”の名前で親しまれてきた関電トンネルトロリーバス
保存活用クラウドファンディング
長野県大町市から富山県立山町まで、乗り物を乗り継ぎ、北アルプスの絶景を楽しみながら旅する人気ルート「立山黒部アルペンルート」。2020年は4月15日に全線開通する。
開通直後の4月15日~6月22日には「立山黒部・雪の大谷フェスティバル」が開かれる。高さ20mを超えることもある雪の壁の中を歩くなど、多彩なイベントが行われる。
そんな立山黒部アルペンルートで運行していた「関電トンネルトロリーバス」の保存活用を目指し、長野県大町市ではクラウドファンディングをスタートした。
同バスは通称“トロバス”の名前で親しまれ、2018年まで立山黒部アルペンルートの扇沢駅から黒部ダムを結ぶトンネル内で走っていた。老朽化に伴って、現在は電気バスにバトンタッチしている。
目標180万円、返礼品も
最後に残った1台のトロバスを何とか残し、観光や教育面で活用していきたい思いから同プロジェクトを立ち上げた。自治体向けのクラウドファンディング「READYFOR ふるさと納税」で行われ、All or Nothing型。目標金額は180万円で、これに達成しなければ同プロジェクトは行わないこととなる。
公開期間は2020年3月10日~4月30日(23時)で、支援金額は5000円、1万円、3万円、5万円の4コースある。それぞれ支援金額に応じた返礼品が贈られる。
文/松田秀雄
<問い合わせ>
長野県大町市産業観光部観光課
TEL0261-23-4081
https://readyfor.jp/projects/torobus-omachi
(ウェブ掲載 2020年3月16日作成)
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