【いま、会える昭和】昭和の賑わいや思い出を今も 熱海のシンボル・ホテルニューアカオ<静岡>

約500席収容のシアターレストラン「メインダイニング錦」
海に浮かぶ豪華客船をイメージしたホテルニューアカオ
海に浮かぶ豪華客船をイメージして造られたというホテルニューアカオは、1973(昭和48)年の開業以来、熱海を代表する憧れの老舗温泉リゾートとして君臨した。
一時閉館し、2023年に再オープンした「オーシャン・ウイング」は、内装や家具、調度品を昔のまま生かし、昭和の香りを色濃く残す。フロントロビーから続くらせん階段や重厚なデザインの鏡、シャンデリアがきらめくかつてのダンスホールなど、館内は見どころ満載。海辺の景観を楽しめるインフィニティデザインの露天風呂など、施設も充実している。往時を懐かしみ、3世代で訪れる宿泊客も多いという。
錦ヶ浦の岸壁に立つ
広大なロビー。カーテンもシャンデリアも開業当時のまま
今年は「昭和100年 新しく、懐かしい。世代を超えて、今。」をテーマに、昭和のグッズの貸し出しやなぞ解きをしながらの館内巡りなど、様々なイベントも開催中だ。
文/高崎真規子
ホテルニューアカオ
家族で楽しめる「缶詰BAR缶蔵~KANZO~」。50種以上の缶詰やお酒、ジェラートもある
昭和のゲームやグッズを貸し出すイベントも
「オーシャン・ウイング」「ホライゾン・ウイング」「スパリウムニシキ」の3施設からなる。客室はすべてオーシャンビューで、海の絶景が楽しめる温泉施設も多彩。
■1泊2食1万5800円~/東海道新幹線熱海駅から無料送迎バス10分/熱海市熱海1993-250(オーシャン・ウイング)/TEL:0557-83-6161
※記載内容はすべて掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2025年5月号)
(Web掲載:2025年10月6日)