【いま、会える昭和】秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」に乗って秩父のレトロな街並みへ

荒川橋梁(上長瀞-親鼻駅間)を走るSLパレオエクスプレス
レトロな雰囲気に改造された外観や車内
1988(昭和63)年、さいたま博覧会開催を記念して運行スタート。上越新幹線と接続する熊谷駅と三峰口(みつみねぐち)駅間を走る。1944(昭和19)年に製造され、主に東北地方で活躍した蒸気機関車C58 363がけん引。昭和40~50年代に製造された12系客車は、外観を紅褐色に、ボックスシートの生地をワインレッドに変えるなど、レトロな雰囲気に改造されている。
秩父駅で途中下車して、昭和の街並みが残る「番場通り」「黒門通り」を散策し、レトロな食堂や喫茶店を巡るのもおすすめ。
黒煙を上げながら走る姿は迫力満点
車内には4人用のボックスシートが並ぶ。落語家林家たい平師匠によるアナウンスも楽しみ
長瀞(ながとろ)観光の拠点となる長瀞駅
昭和の街並みが残る通りを歩く👟
パリ―食堂
番場通り沿いにある1927(昭和2)年創業の食堂。建物は国の登録有形文化財で、外観や店内ともに昭和初期の雰囲気が残る。名物はオムライス950円。
■11時30分~18時30分/不定休/秩父鉄道御花畑駅から徒歩2分/秩父市番場町19-8/TEL:0494-22-0422
【SL運行日】
2025年は4月19日~12月7日の土・日曜、祝日などを中心に89日間/運行区間:熊谷駅-三峰口駅/料金:2050円(熊谷駅-三峰口駅、インターネット予約の場合)/TEL:048-580-6363