【旅と駅弁・駅麺】全国サンドイッチ駅弁❺選
➊大船軒サンドウヰッチ ◉600円 ボンレスハムを辛子マヨネーズで味付けしたハムサンド4切れと、チーズの香りとバターの甘みがよく合うチーズサンド2切れの2種のサンドイッチ。ハムを使った日本初のサンドイッチ駅弁は好評を博したという。
🚃東海道線大船駅・藤沢駅、横須賀線鎌倉駅ほか
■JR東日本クロスステーション 大船軒営業所
TEL:0467-44-2005
駅弁が登場した明治の頃、サンドイッチ駅弁はハイカラな高級品。物珍しさも手伝って、大人気となりました。今では地元の素材や味付けを工夫した絶品サンドイッチが続々登場。多種の味が楽しめます。ぜひご賞味あれ!
ごちそうだった?ハイカラなサンドイッチ駅弁
サンドイッチ駅弁が登場したのは1899年。東海道線大船駅の大船軒「サンドウヰッチ」が最初だといわれる。創業者の富岡周蔵が親しかった明治政府の要人・黒田清隆から外遊で食べたサンドイッチの話を聞き、当初はハムを輸入して製造したという。一方、ほぼ同じ時期に東海道線静岡駅でも、ロングセラー「サンドイッチ」が登場する。東海軒の平尾家は静岡唯一の洋風ホテルを経営しており、そこで出していたサンドイッチを駅弁として販売したのだ。パンもハムも物珍しい時代、ハイカラなサンドイッチ駅弁はごちそうだったに違いない。
今はご当地の具材を使い、調理法を工夫した絶品サンドイッチを提供する老舗も増えつつある。1896年創業の高野商店では今年、地元石川県のゴーゴーカレーとコラボした新作「能登豚ミルフィーユカツサンド」を発売。1918年創業の丸政では山梨県のブランド豚〝甲州富士桜ポーク〟を使った「厚切り甲州カツサンド」など、6種のサンドイッチを販売、多くのファンを得ている。昨年開発された新感覚のたまごサンドもぜひ賞味したい。


➋サンドイッチ ◉500円 120年余りの歴史のある名物サンドイッチ。具はハムとゆで卵とシンプルだが、当時の素朴な味わいが根強い人気のロングセラー。1900年のパリオリンピックの年に作られたトリコロールのパッケージもかわいいと評判だ。
🚃東海道線静岡駅ほか
■東海軒
TEL:054-287-5171

➌和風だし薫るとろたまカツサンド ◉880円(2025年12月以降は900円)
とろとろの卵を揚げた“たまごカツ”をパンに挟んでいる。新しいたまごサンドを作ってほしいというファンの声に応え、2024年に商品化された。ふわふわの食感も味わいもまさに新感覚。濃いめのだしの味付けはつまみにもピッタリ。
🚃中央線小淵沢駅
■丸政
TEL:0551-36-2521

➍能登豚ミルフィーユカツサンド ◉600円 地元金沢を拠点にするゴーゴーカレーとのコラボで、2025年に誕生した新作駅弁。冷めても軟らかい能登豚のミルフィーユカツに、黒色でコクがある濃厚な金沢カレーのルーが絡み、絶品のカツカレーサンドに仕上がっている。
🚃北陸新幹線金沢駅・加賀温泉駅ほか
■高野商店
TEL:0761-72-3311

➎鳥取県産 大山(だいせん)豚カツサンド ◉880円 大山山麓の自然の中で育てられ、肉質の軟らかい鳥取県のブランド豚・大山豚のカツに、鳥取名産の梨をすり下ろしたデリシャスソースを絡めたカツサンド。空港での人気商品だが、予約すれば鉄道駅でも受け取れる。
🚃山陰線鳥取駅(要予約)
■アベ鳥取堂
TEL:0857-26-1311
文/高崎真規子
※記載内容は掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2025年12月号)
(Web掲載:2026年1月16日)


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