【鉄道ひとり(一人)旅】「みさきまぐろきっぷ」でお得に、花と漁港めしを楽しむ京急1日旅<京急本線・久里浜泉>
京急久里浜線三浦海岸駅―三崎口駅間。桜並木のすぐ横を京浜急行の赤い電車が走る(写真/ピクスタ)
三浦海岸駅から小松ヶ池公園まで、河津桜約1000本と菜の花が競演
毎年、河津桜の開花のニュースを聞くたび、春の訪れを感じて心が騒ぐ。伊豆の河津までと思うと腰が重くなるが、京急の三浦海岸駅周辺でも見事な河津桜が見られるとのこと。三浦海岸桜まつり(2026年は2月11日~3月3日)では、三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの線路沿い約1キロに、河津桜約1000本と菜の花が競演する。
京急の品川駅から約1時間20分。ひとり旅なら、思い立ったらすぐにでも出発できる。桜には少し早いが、「みさきまぐろきっぷ」を使った日帰り旅に出かけた。品川―三崎口駅間の京急線往復乗車券と指定区間内の京急バスフリー乗車券に、加盟店の利用券が付いたお得きっぷだ。パンフレットには約70の加盟店、施設を紹介しており、行きたい場所を見つけやすい。初めてのひとり旅にはうってつけの心強いチケットである。
三浦海岸駅で降り、線路沿いを三崎口方面に15分ほど歩くと、桜並木が現れた。「桜まつりは今年で22回目を迎え、桜の木もずいぶん大きく華やかになりました」と、京急広報の担当者。桜並木のすぐ横には金網越しに京急の赤い列車が走り、花の時期にはピンク色の桜と絶妙なコントラストを見せる。

三浦海岸駅を降りるとすぐ、桜並木が迎えてくれる(写真/ピクスタ)

京急久里浜線三浦海岸駅―三崎口駅間。桜と菜の花の競演も見事(写真/京浜急行電鉄)
駅に戻り「みさきまぐろきっぷ」の「三浦・三崎おもひで券」を利用して「KEIKYU OPEN TOP BUS MIURA(ケイキュウ オープン トップ バス ミウラ)」で三崎港へ向かう。屋根のない2階建てバスは抜群の開放感。高い座席からの眺めは三浦半島の風景を俯瞰(ふかん)するようでわくわくする。
KEIKYU OPEN TOP BUS MIURA
三浦半島の景色を堪能できる屋根のない2階建てバス。三浦海岸駅発で1日3便運行。内陸を走るグリーンコース(写真上)と海岸を走るブルーコース(写真下)はうらりマルシェ・城ヶ島着の片道便で、ホワイトコースは周遊。「みさきまぐろきっぷ」の三浦・三崎お
もひで券でも乗車可。TEL:03-5789-8686(京急ご案内センター)

写真/京浜急行電鉄

写真/京浜急行電鉄
ランチはきっぷの加盟店舗、三崎「魚市場食堂」で、うまみたっぷりのまぐろの丼を堪能。2階建てバスとグルメで合計3850円相当。すでにきっぷの元が取れた計算になる。
三崎「魚市場食堂」<三崎口>
三崎市場の特選海鮮丼2350円(写真右)、特製熟成ダレのまぐろ漬け丼1950円(写真左)。魚市場の2階にあり、地元の人も多く訪れる。「みさきまぐろきっぷ」加盟店舗。
■6時~14時(土曜・祝日は~15時、日曜は5時~15時。9時30分~11時は休業)/火曜(祝日の場合は翌日)休/三崎港バス停から徒歩5分/TEL:046-876-6022

港に立つ産直市場「うらりマルシェ」を見学してから、バスで城ヶ島に行くことにした。せっかくここまで来たのだから、半島の最南端から海を眺めてみたくなったのだ。城ヶ島バス停で下車して海岸へ向かうと、左手に遊歩道が延びている。道沿いにスイセンが植えられ、1月~2月に満開になるそうだ。
広場や展望台から見下ろす海原はしぶきをあげ、豪快そのものだ。矢印を頼りに県立城ケ島公園も散策し、白秋碑前バス停から三崎口駅へ戻る。かけ足だが、感動がぎゅっとつまった日帰り旅になった。
うらりマルシェ<三崎口>
とれたての三浦野菜と三崎まぐろの産直センター。さかな館ではマグロのさまざまな部位や加工品、シラスなどの地魚、総菜を販売。水中観光船も発着する。「みさきまぐろきっぷ」加盟店舗。
■さかな館は9時~17時(日曜は7時~)/無休/三崎港バス停から徒歩4分/TEL:046-881-6721(みうら・みさき海の駅)



開放感たっぷりの県立城ケ島公園のうみのね広場

園内にある安房埼灯台。デザインは三浦大根がモチーフ
みさきまぐろきっぷ
購入駅-三崎口駅間の京急線往復乗車券と、指定区間内乗り降り自由な京急バス1日フリー乗車券に、まぐろまんぷく券(加盟店舗の対象まぐろ料理)、三浦・三崎おもひで券(加盟店舗のカフェやショップ、レジャー施設の限定メニュー)の二つの特典券が付くお得きっぷ。
■料金:品川発4250円(デジタルきっぷ3750円~)/横浜発4100円(デジタルきっぷ3650円~)
■期間:発売当日のみ(デジタルきっぷは事前購入可で利用開始日のみ)
■発売:京急線各駅(泉岳寺、三崎口駅を除く。デジタルきっぷは専用サイト内👉こちら)

文/高崎真規子 写真/三川ゆき江ほか
※記載内容は掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2026年3月号)
(Web掲載:2026年4月4日)


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