【歩く旅】東日本の美しい道 4選<二十間道路桜並木・笠間・信濃町・村上>
春は町歩きや街道歩きが楽しい季節です。桜の名所を巡ったり、水辺の絶景を眺めに行ったり。ご当地グルメを食べ歩くのもよいでしょう。日本各地の美しい道を歩きながら、春ならではの風景を探しに行きましょう。東日本の道を4選紹介します。
二十間道路桜並木<北海道>
一直線の道の両脇に並ぶ圧巻の桜
競走馬の生産で知られる新ひだか町にある全長約7キロ、幅36メートル(20間)の道路。1872 年に黒田清隆が御料牧場を創設したことにあわせて建設が始まり、1916年にエゾヤマザクラなどの桜が移植された。現在は道の両側に約2000本が咲く。例年4月下旬〜5月上旬の開花時期に合わせて桜まつりが開催され、高所作業車で絶景を一望できる体験も実施。この時期は旧静内駅から臨時バスも運行する。

晴れていれば、遠くに日高山脈も見える

しずない桜まつり中は、露店も出て多くの人でにぎわう
◉モデルコース
[徒歩距離◎6.5キロ][徒歩時間◎2時間]
二十間道路エントランス広場(駐車場)START ➡ 開拓碑 ➡ お登勢の碑 ➡ 花のトンネル ➡ 龍雲閣 GOAL
■問い合わせ/TEL:0146-49-0294(新ひだか町総務部)
笠間<茨城>
焼き物の産地で知られる門前町
日本三大稲荷神社の一つである笠間稲荷神社の門前町で、関東有数の焼き物の産地としても知られる笠間。古くからある笠間焼の窯元が並ぶやきもの通り、ガラス工芸を扱う店やカフェなどもあるギャラリーロードを歩き、お気に入りの器を探したい。陶造形作家の17作品が展示された笠間芸術の森公園も見どころ。特産の栗を使ったモンブランを出す喫茶店やカフェが点在しており、休憩におすすめだ。

笠間稲荷神社の大鳥居

笠間芸術の森公園。ゴールデンウィークは「笠間の陶炎祭」の会場になる
◉モデルコース
[徒歩距離◎6キロ][徒歩時間◎1時間40分]
水戸線笠間駅 START ➡ 笠間芸術の森公園 ➡ 笠間日動美術館 ➡ 笠間稲荷神社 ➡ 笠間駅 GOAL
■問い合わせ/TEL:0296-72-9222(笠間観光協会)
信濃町<長野>
小林一茶の足跡をたどる
江戸時代の俳人小林一茶の故郷、信濃町柏原には、旧宅跡、句碑、記念館など、ゆかりの場所が多い。少年期と50歳から晩年までの間を過ごした地をのんびりと歩く。旧宅の母屋は1827年の柏原宿の大火で焼失したが、今も残る土蔵は国の史跡に指定されている。菩提(ぼだい)寺である明専(みょうせん)寺、一茶を慕う地元の人々によって建てられた俳諧寺、彼の生涯を資料とともに紹介する一茶記念館も巡りたい。

復元された一茶の弟宅。裏に一茶旧宅がある

一茶像が立つ俳諧寺(写真/ピクスタ)
◉モデルコース
[徒歩距離◎3.5キロ][徒歩時間◎1時間20分]
しなの鉄道黒姫駅 START ➡ 小林一茶旧宅 ➡ 明専寺 ➡ 一茶記念館 ➡ 黒姫駅 GOAL
■問い合わせ/TEL:026-255-3226(信州しなの町観光協会)
村上<新潟>
城下町を歩き、鮭料理を堪能
江戸前期、村上藩主の堀直竒(なおより)によって城下町が整備され、その面影が残る村上。石垣や天守台が残る村上城跡や武家屋敷が集まるまいづる公園、村上大祭に使われる山車(だし)「おしゃぎり」を展示するおしゃぎり会館、鮭の博物館「イヨボヤ会館」など、見どころを歩いて回る。村上は鮭が名物で、昼食は松尾芭蕉が『奥の細道』の旅で宿泊したという旅籠(はたご)の建物を使った「千年鮭きっかわ 井筒屋」で鮭料理を。

古い店が並ぶ越後村上町屋通り

趣がある黒塀通り(写真/ピクスタ)
◉モデルコース
[徒歩距離◎6キロ][徒歩時間◎1時間40分]
羽越線村上駅 START ➡ 村上城跡 ➡ まいづる公園 ➡ おしゃぎり会館 ➡ イヨボヤ会館 ➡ 村上駅 GOAL
■問い合わせ/TEL:0254-53-2258(村上市観光協会)
※記載内容はすべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2026年4月号)
(Web掲載:2026年5月1日)


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