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【クラフト蒸留所を巡る旅】全国のクラフト蒸留所6選

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  • > 静岡県

> ニセコ町、郡山市、三島市、長浜市、朝倉氏、うるま市
【クラフト蒸留所を巡る旅】全国のクラフト蒸留所6選

三郎丸蒸留所(富山)の樽貯蔵庫(写真/宮川 透)

クラフト蒸留所とは小規模な設備でウイスキーやジン、ラムなどを製造する蒸留所のこと。近年、国産ウイスキー(ジャパニーズウイスキー)のブームに乗り、クラフト蒸留所が各地に急増しています。4月1日からは全国の28か所の蒸留所で「銅印」を集めるJapanese Whisky Passport(ジャパニーズ ウイスキー パスポート) 銅印帳」企画もスタート。地域の特色を生かした、個性豊かなクラフト蒸留所を巡る旅に出ましょう。

※「Japanese Whisky Passport 銅印帳」の記事は👉こちらから

ニセコ蒸溜所 |北海道|

豊かな森に溶け込むようにたたずむ

ニセコアンヌプリの美しい森の中に、新潟県の八海醸造グループが2019 年に設立した。日本酒造りで培われた手法を反映している。試飲を含む見学ツアーは予約が必要。所要1時間で1500 円(12月~3月は2000円)。北海道のヤチヤナギ、ニホンハッカなどを風味原料としたジンを販売している。ウイスキーは現在、熟成中で、販売時期は未定。
■10時~17時(12月~3月は~18時)/無休/函館線ニセコ駅からバス10分、ニセコアンヌプリ下車すぐ/ニセコ町ニセコ478-15/TEL:0136-55-7477

1. ニセコ蒸溜所(2).jpg
周囲の景観に溶け込んだ造り

2. ニセコ蒸溜所 (1).jpg
建物内には地元のカラマツを使い、木のぬくもりが感じられる

安積蒸溜所 |福島|

東北屈指の老舗酒蔵が営む

1765年創業の笹の川酒造が、創業250周年を記念し2016年に開設。白漆喰(しっくい)の土蔵で、寒暖の差の激しい気候が育む力強いウイスキーを醸造している。毎週水曜に無料の工場見学(要予約。祝日、12月を除く)を開催。毎月第2金曜(祝日の場合は第3金曜、12月は休止)には有料(1万1000円)のプレミアムコースでブレンドウイスキー造りを体験できる。
■9時~16時/土・日曜、祝日休/東北線安積永盛駅から徒歩15分/郡山市笹川1-178/TEL:024-945-0261

3. 安積蒸溜所(小).jpg
酒造としての歴史を感じさせる和風の安積(あさか)蒸溜所

4. 安積蒸溜所(大).jpg
首の部分がまっすぐ伸びたポットスチル。クリアで軽やか、かつ力強い味を生む

Distillery Water Dragon |静岡|

街の中心地で地域と連携して醸造

大正期に建てられた洋品店を改装し、2021年に日本では珍しいバーボンスタイルのウイスキー造りをスタートした。樽は市内の空き店舗や蔵を活用して貯蔵し、「まちなかでの熟成」にこだわる。試飲付きの蒸留所ツアーは要予約(3300円、不定休)。原酒も購入できるスタンディングバーを併設。ここでのみ販売する少量限定生産ウイスキーのブランド価値向上も目指す。
5. ドラゴン(1).jpg
ポットスチルは幅広で低重心の形状。ウイスキー、ジン、単式蒸留焼酎を造れる

6. ドラゴン(2).jpg
建物は築100年を経ている

長濱蒸溜所 |滋賀|

各種体験も充実した小さな蒸溜所

2016年から稼働した国内最小クラスのウイスキー蒸溜所で、100年後も喜ばれるウイスキー造りを目指す。蒸溜所見学(2200円)のほか、小学校の元校舎を利用した熟成庫ツアー(5000円)、オリジナルボトル制作体験(1組5万円)、1泊2日の蒸溜体験ツアー(4万4000円)などユニークな体験を用意(いずれも要予約)。併設のレストランはメニューが豊富だ。
■レストラン11時30分~14時30分、17時~20時15分(土・日曜、祝日は11時30分~20時15分)/不定休/北陸線長浜駅から徒歩4分/長浜市朝日町14-1/TEL:0749-63-4300

7. 長濱(大).jpg
ウイスキー造りの原点を感じさせる個性的な形状のポットスチル

8. 長濱(小).jpg
原料の風味を凝縮したウイスキーが味わえる

新道蒸溜所 |福岡|

多彩なポットスチルで個性的な原酒を

1799年から続く老舗の蔵元・篠崎が2021年に設立。大小合わせて10基のポットスチルを用い、多彩な原酒を造り分けている。研究所(LAB〈ラボ〉)としての側面も備え、熟成過程でさまざまな試みに挑んでいる。10種の飲み比べ体験もできる蒸溜所ツアー(要予約、5000円)のほか、自分の手で樽からボトルにウイスキーを詰めるハンドフィル体験(予約不要)もできる。
■10時~15時30分/水・木曜休/甘木鉄道甘木駅からバス15分、比良松下車徒歩3分/朝倉市比良松626-1/TEL:0946-52-0005

9. 新道(1).jpg
5500坪の広大な敷地に蒸溜所、ワイナリー、ショップがある

10. 新道(2).jpg
スタイリッシュな内装のショップ

州崎蒸溜所 |沖縄|

泡盛の蔵元が挑む沖縄ならではの味

沖縄最古の蔵元とされる新里(しんざと)酒造が2020年から運営。スコットランドの伝統製法に敬意を払い、基本に忠実な原酒造りを継承。多くの工程を職人らが手作業で丁寧に仕上げ、原酒に奥行きと深みを与えることを重視する。熟成には泡盛を貯蔵した樽も使うなど、沖縄ならではの造り方も興味深い。工場見学は月~金曜に開催(要予約、1100 円)。
■9時~17時/土・日曜、祝日休/那覇空港からタクシー1時間/うるま市州崎12-17/TEL:098-939-5050

11. 州崎蒸溜所(大).jpg
亜熱帯の沖縄らしい環境を生かし、バランスを崩さない管理を研究・試行している

12. 州崎蒸溜所(小).jpg
180年以上の歴史を受け継ぐ蒸溜所


※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2026年5月号)
(Web掲載:2026年4月10日

◎全国のクラフト蒸留所を訪れ、御朱印帳のように「印」を集める「Japanese Whisky Passport(ジャパニーズ・ウイスキー・パスポート)銅印帳」は👉こちらから


Writer

たびよみ編集部 さん

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