たびよみ

旅の魅力を発信する
メディアサイト
menu

【1万円台の名湯】自由気ままに滞在 素泊まりの温泉宿6館

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 福井県

> 青森市、いわき市、甲府市、あわら市、田辺市、益田市
【1万円台の名湯】自由気ままに滞在 素泊まりの温泉宿6館

有馬温泉 小宿 駿河亭の2階客室の窓辺にて、小宿 駿河亭の記事は👉こちら

長引く物価高騰や人件費の上昇で、温泉宿の宿泊料金も上がり続けています。今や1泊2食付きなら2万円台が当たり前になってきました。旅に出づらいこのご時世ですが、もっと気軽に温泉を楽しめるよう「素泊まりで自由に(宿での食事を省く)」というテーマで、今こそ行きたい温泉宿を6館紹介します。


宿屋つばき 《 青森・浅虫温泉 》

かけ流しの3種の貸切湯が人気

版画家・棟方志功(むなかたしこう)が愛したという老舗「浅虫温泉 椿館」の姉妹館で、素泊まり専門の宿。浅虫温泉事業協同組合から引く温泉を男女別大浴場や「ちゃっこいまるゆ」と名付けられた陶器露天風呂など、趣が異なる三つの貸切湯(無料)にかけ流す。近隣のホテルや飲食店での夕食(海鮮丼、フレンチ、ビュッフェなどから選択)や、カフェでの朝食がセットになったプランもある。

1.jpg
晴れた日は、浴槽で寝ながら月見ができる貸切半露天寝風呂。日帰り利用は1回45分の予約制で1度に3〜4人ほど入れる

2.jpg
畳の上にベッドが置かれた和洋室

TEL:017-752-1031(浅虫温泉共同予約センター)/青森市浅虫蛍谷25
客室:全15室
泉質:弱アルカリ単純温泉
日帰り入浴:12時~14時/無休/45分3000円(要予約)
料金:素泊まり5650円~、1泊朝食7700円〜、1泊夕食9900円〜
交通:青い森鉄道浅虫温泉駅からすぐ/青森道青森東ICから8キロ

いわき湯本温泉 izumiya 《 福島・いわき湯本温泉 》

かけ流しの温泉とサウナで整う

2025年12月、老舗旅館がスタイリッシュなデザインの素泊まり&朝食付きの宿としてリニューアル。自分で水をかけて使うロウリュサウナ付きの大浴場と、温泉浴槽のみの小浴場があり、男女日替わり制。どちらの浴槽も全国的に珍しい泉質の豊富な源泉をかけ流しで使用する。できたてが味わえるオムレツや新鮮野菜が評判の朝食バイキングも人気だ。

3 男子浴場.jpg
毎分5トンの湧出量を誇る湯が注ぐ大浴場

4 朝食イメージ1.jpg
朝食のイメージ。4月は特産の春キャベツを使ったアサリの酒蒸しやテリーヌなどの料理が並ぶ

TEL:0246-43-2216/いわき市常磐湯本町吹谷80
客室:全30室
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
日帰り入浴:15時~20時/不定休/700円(サウナ付きは1300円)
料金:素泊まり7850円~、1泊朝食9850円~、1泊2食なし
交通:常磐線湯本駅から徒歩3分/常磐道いわき湯本ICから3キロ

湯村ホテル 《 山梨・湯村温泉 》

自家源泉が自慢のビジネスホテル

1200年の歴史を持ち、武田信玄も愛したという湯村温泉。甲府駅から車で10分ほどの市街地にあるビジネスホテルながら、自家源泉を持ち、加温・加水・循環なしのかけ流しの湯が楽しめる。宿泊者は無料の貸切露天風呂や飲泉所もあり、名湯を堪能できる。朝食は、甲州ほうとうや鳥もつ煮など、地元の名物や食材を多用したバイキング。

5 しびれ湯.jpg
「若返りしびれ湯」には弱い電極板を設置、腰痛や肩こりにおすすめ。もちろん、源泉かけ流し

6 和風ついん.jpg
客室の7割はシングルだがツインや和洋室もある

TEL:055-254-1111/甲府市湯村3-3-11
客室:全99室
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
日帰り入浴:6時~21時/火曜休/1320円 
料金:素泊まり7490円~、1泊朝食8890円~、1泊2食1万590円~
交通:中央線甲府駅からバス15分、湯村温泉入り口下車徒歩2分/中央道甲府昭和ICから6キロ

Rakuten STAY あわら温泉 《 福井・あわら温泉 》

温泉&キッチン付き客室で自由に過ごす

「広がる、新しい宿泊体験」をコンセプトに楽天グループが運営する宿泊施設で、2月にグランドオープンした。客室は4人または6人定員のゆったりした造りで、全室に自家源泉を注ぐ内風呂、ミニキッチンが付く。部屋ごとの料金なので、グループでの利用がお得。食事は持ち込みまたは冷蔵庫に準備された食材を使って自分で調理するか、併設のレストランを利用する。

7 Rakuten STAY あわら温泉_Atype_自家源泉のお風呂.jpg
客室の風呂では自家源泉を好きな時に思う存分楽しめる。サウナ付きの部屋もある

8 Rakuten STAY あわら温泉_Atype_室内1.jpg
2台のベッドと2組の布団があるAタイプの客室。6人まで宿泊可

TEL:050-1750-9719/あわら市温泉1-309
客室:全23室
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
日帰り入浴:不可
料金:素泊まり1万6000円~、1泊朝食1万8500円~、1泊2食2万6000円~
交通:えちぜん鉄道三国芦原線あわら湯のまち駅から徒歩3分/北陸道金津ICから11キロ

龍神温泉元湯別館 《 和歌山・龍神温泉 》

リーズナブルに美肌の湯を堪能

紀伊半島の中央、日高川の渓流沿いに立ち、古くから美人の湯として親しまれてきた龍神温泉。元湯別館は素泊まり専用の施設で館内に温泉はないが、徒歩5分の所にある龍神温泉元湯の内湯や露天風呂を何度でも利用できる。客室は7.5畳の和室が12室。共同の調理場には冷蔵庫、電子レンジ、IH調理台があり、調理器具も無料で使えるので、自炊客も多い。

9.jpeg
日高川の対岸にある日帰り入浴施設、「龍神温泉元湯」の露天風呂。ぬめりのある温泉が注がれる

10.jpg
明るく清潔感のあるシンプルな客室

TEL:0739-79-0726/田辺市龍神村龍神5
客室:全12室
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉
日帰り入浴:7時~20時40分/冬季不定休/1000円※龍神温泉元湯
料金:素泊まり4650円~、1泊朝食・1泊2食なし
交通:紀勢線紀伊田辺駅からバス1時間10分、龍神温泉下車すぐ/阪和道有田ICから70キロ

MASCOS HOTEL 《 島根・益田温泉 》

デザインセンスが光る自家源泉の宿

新しいカルチャーの発信拠点を目指し、2019年に開業。建具や家具、食器、衣類などは、地場産業との協業で生まれたデザインや機能性が高いものを使用している。地下から湧出する天然温泉は、滑らかな肌触りが特徴だ。地産地消をコンセプトにした館内レストランのほか、宿周辺には昭和の雰囲気が残る飲食店もあり、食事には困らない。益田や津和野などの観光の拠点に便利。

11 STNシングル.jpg
家具や備品にもこだわった客室。自転車レースが盛んな土地柄、ロードバイクの持ち込みもできる

12 女性大浴場.jpg
白が基調の女性用浴室。ミストサウナも併設

TEL:0856-25-7331/益田市駅前町30-20
客室:全85室
泉質:下記
日帰り入浴:11時~22時/無休/1210円(17時~は1650円)
料金:素泊まり6000円~、1泊朝食7650円~、1泊2食1万2050円~
交通:山陰線益田駅から徒歩5分/山陰道高津ICから2キロ
※温泉法第2条別表第1項の炭酸水素ナトリウムの項に該当する温泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)


※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2026年5月号)
(Web掲載:2026年5月14日)


Writer

安部晃司 さん

東京都生まれ。旅好きが高じてライターに。鉄道、航空などの乗り物系のほか、温泉、宿、グルメなど、幅広く取材、執筆。一男、一女の父になり、最近は子連れ旅が一番の関心テーマ。

Related stories

関連記事