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【フェリーひとり(一人)旅】東京と四国を結ぶ唯一の航路、18時間超の船旅で徳島へ どうご・りつりん・しまんと・びざん<オーシャン東九フェリー>

場所
> 江東区、徳島市
【フェリーひとり(一人)旅】東京と四国を結ぶ唯一の航路、18時間超の船旅で徳島へ どうご・りつりん・しまんと・びざん<オーシャン東九フェリー>

オーシャン東九フェリーは四つの船を所有し、いずれも同じ設計。全長191メートル、旅客定員252人

船旅の魅力が詰まった18時間

東京と新門司(しんもじ)を結ぶオーシャン東九フェリーは徳島にも寄港し、東京と四国を結ぶ唯一のフェリーとして貴重な存在だ。2等洋室の料金は1万4300円。18時間以上かかるが、リーズナブルというだけではない船旅の魅力が詰まっている。

東京を出港してしばらくは展望デッキが特等席だ。ほどなく東京ゲートブリッジをくぐり、羽田空港や川崎の工業地帯を横目に見て、横浜の夜景を見送り外洋へ出る。

漆黒の海は怖いほど広いが、これこそ船旅の魅力。さっき見た都会の明かりもちっぽけに思えてきて、「航海」という言葉をひとりかみ締める。寂(さび)しさを拭ってくれるのは、海面を照らす月明かりや満天の星の美しさ。海上ならではの神秘的な景色こそ、お金には代えられない船旅ならではの魅力だ。

ひとり旅の長い夜は、気ままに過ごせばいい。海が見える大浴場、リクライニングシートを備えたリラクゼーションスペースでのんびり。レストランはないが、種類豊富な冷凍食品をそろえた自動販売機がある。2等洋室は2段ベッドの相部屋なので、プライバシーを重視するなら全室オーシャンビューの個室を予約しよう。2人用個室の広さは約5畳。1人でも利用できる。

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海が見える大浴場。ほかにシャワールームもある。タオル類は持参する

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飲食や読書をしながら過ごせるオーシャンプラザ

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2段式のベッドを備えた2人用個室は全14室

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2等洋室。相部屋で、海は見えない。女性専用ルームあり

翌朝は9時頃に紀伊半島南端の潮岬(しおのみさき)付近を通過し、東京へ向かう姉妹船とすれ違ったら間もなく徳島。明るい昼間の海に寂しさは感じない。

下船後、徳島市内の名所を訪ねるなら阿波おどり会館や、船名の「びざん」にもなっている徳島のシンボル・眉山(びざん)へ。香川県の高松や愛媛県の松山方面へ足を延ばし、四国を存分に楽しむのもいい。

文/渡辺貴由

[ 徳島港発 ◎ 観光スポット ]

阿波おどり会館 ◎徳島市

昼と夜、おどりの上演も

阿波おどりミュージアムには衣装や小道具などを展示し、VR体験では専用ゴーグルで本場の臨場感を体感できる。阿波おどりホールでは昼のおどり(1300円)、夜のおどり(1600円)を上演。5階からは標高290メートルの眉山へのロープウェイが発着。
■阿波おどりミュージアムは9時~16時45分/500円/2・6・9・12月の第2水曜(祝日の場合は翌日)休、12月28日~1月1日休(ロープウェイは無休)/高徳線徳島駅から徒歩10分/TEL:088-611-1611

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どうご・りつりん・しまんと・びざん

◉運航ダイヤ
東京(有明) 19:00発(日曜、祝日は18:00発)🚢翌日13:20着 徳島 14:20発🚢翌日05:35着(日曜、祝日出発は06:30着) 新門司
新門司 19:00発(日曜、祝日は18:00発)🚢翌日09:20着 徳島 11:20発🚢翌日05:30着(日曜、祝日は発は06:00着) 東京(有明)

◉料金(大人1人)
6月30日まで:東京~徳島/東京~新門司/徳島~新門司
2等洋室:1万4300円/2万460円/1万1000円
2人個室料金:+1万10円/+1万4960円/+1万10円
Withペットルーム料金:+1万4960円/+2万2990円/+1万4960円
自動車(4m以上5m未満):3万8500円/4万8290円/2万6070円
※個室、Withペットルームは1室の料金。個室、Withペットルームを利用する場合は、2等洋室料金に上記料金を加算。

◉アクセス
東京港=東京駅八重洲南口からバス35分、東京港フェリーターミナル下車すぐ/首都高台場線台場出口から3キロ
徳島港=高徳線徳島駅からバス20分、オーシャン東九フェリー前下車すぐ/徳島南部道徳島沖洲ICから2キロ

◉問い合わせ
オーシャン東九フェリー/TEL:0570-055048

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※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2026年6月号)
(Web掲載:2026年7月2日)


Writer

渡辺貴由 さん

栃木県栃木市生まれ。旅行情報誌制作に30年近く携わり、全国各地を取材。プライベートではスケジュールに従った「旅行」より、行き当たりばったりの「旅」が好き。温泉が好きだが、硫黄泉が苦手なのが玉に瑕(きず)。自宅では愛犬チワワに癒やされる日々。

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