【お得きっぷで鉄道旅】日本最長の山陰線673 .8キロ走破と沿線の名駅、名駅舎を巡る(1)~大阪発◎青春18きっぷ3日間~
山陰地方最古の駅舎「御来屋駅」
山陰線・鹿児島線 ほか
[東浜][米子][温泉津][萩][門司港]
青春18きっぷ《3日間》で1880円お得!
日本に数ある鉄道在来線の中で、最長距離を誇るのが京都駅と山口県の幡生(はたぶ)駅との間を結ぶ山陰線である。その距離は実に673.8キロと長大で、支線の長門市―仙崎駅間を含めると676キロに達する。京都駅から新幹線なら2時間足らずのところを、今回は青春18きっぷで山陰線の普通列車に乗り、海山の美しい風景を車窓に眺めながら、のんびりお得に沿線の名駅、名駅舎を訪ねる旅に出かけた。
まずは山陰線の起点の京都駅へ向かう。高架から京都の街並みを望み、保津峡を走り過ぎて、園部駅で最初の乗り換え。ここから列車は福知山、朝来(あさご)など沿線の町を結び、山間を北西方向に走っていく。豊岡駅で朱色のディーゼル列車に乗り換え竹野駅を過ぎると、日本海が見えてきた。
進路を西に変えた山陰線は、ところどころで右車窓に海を眺めながら進んでいく。青春18きっぷのポスターに登場したことがある海の見える鎧(よろい)駅、旧余部(あまるべ)鉄橋の橋脚を利用した展望施設「余部鉄橋 空の駅」に繋がる餘部(あまるべ)駅など降りたい駅もあるが、先へ進む。
浜坂駅で列車を乗り継ぎ、JR西日本のクルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)」の停車駅になっている東浜駅で下車した。駅のそばに広がる青い海と白い砂浜を店から眺められる「Beach Cafe “ALOHA”(ビーチ カフェ アロハ)」は休憩に最適なロケーションだ。この景色を気に入って岡山から移住してきたという店主の喜瀬雅彦さんは「素敵な風景とハワイアンランチで贅沢(ぜいたく)なひとときを味わってほしい」と話す。

東浜駅 「瑞風」のデザインを監修した浦一也氏が手がけたステンレス製の鏡面屋根のゲートが目を引く


Beach Cafe “ALOHA”<東浜> 「日本の白砂青松100選」の東浜海水浴場のそばにあり、海が眺められる店内でベーコンPIZZA(1580円)などのランチやカフェメニューを提供。
■11時~17時30分/木曜休(祝日の場合は営業)、そのほか不定休あり/山陰線東浜駅から徒歩10分/鳥取県岩美町陸上636-22/TEL:0857-72-0099
再び列車に乗り、「池」が付く湖沼では日本最大の湖山(こやま)池や、伯耆(ほうき)富士とも称される大山(だいせん)を車窓に見ながらさらに進んでいく。次に降り立った御来屋(みくりや)駅の明治時代の駅舎は山陰地方最古のものだ。柱やベンチをぼんやりと眺めていると、長い歴史を歩む中でこの駅が刻んできたさまざまな場面が蘇(よみが)えってくるようだ。その後、米子駅まで出てご当地グルメ「さばしゃぶ」を味わい1日目を終えた。
文・写真/越 信行
【お得きっぷで鉄道旅】日本最長の山陰線673 .8キロ走破と沿線の名駅、名駅舎を巡る(2)~大阪発◎青春18きっぷ3日間へ続く

※記載内容は掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2026年7月号)
(Web掲載:2026年7月15日)


Tweet
Share