【お得きっぷで鉄道旅】列車で日帰り三重の味巡り~伊勢鉄道・ 紀勢線・参宮線~
鳥羽を代表する風景「三ツ島」など、風光明媚な鳥羽湾をクルーズする「鳥羽湾めぐりとイルカ島」は所要約50分、2400円。志摩マリンレジャー/TEL:0599-25-3145
関西線・伊勢鉄道・紀勢線・参宮線
[鳥羽]=[津]=[四日市]
「青空フリーパス」利用で2080円お得!
旬の海の幸と暑さを吹き飛ばすスタミナ料理を食べに行こう。そう思い立ち、名古屋駅から快速みえに乗り込んだ。窓外に伊勢湾の青さが広がり始めると、旅気分も一気に高まってくる。約2時間で鳥羽駅に降り立てば、潮の匂いが迎えてくれた。
今回使ったのは青空フリーパス。JR東海が販売する、土曜・休日と年末年始に使用できる1日乗り放題のきっぷだ。ショートカットの伊勢鉄道も利用できるのが、タイトな日帰り旅には心強い。
鳥羽駅から歩いてほどなく、鳥羽マリンターミナルに着く。遊覧船に乗り込むと、出港直後に鳥羽の代表的な風景、三ツ島が目に飛び込んでくる。心地良い潮風を受けながら島々を眺め、イルカ島に寄港。かわいいイルカの姿を間近で楽しみ、再び船に揺られて湾巡りを終えた。

寄港するイルカ島では、イルカ、アシカ、カワウソとの出合いをはじめ、さまざまな体験を楽しめる
船を降りたら、鳥羽駅の山側にある焼き貝の店「海女(あま)小屋ちさと」へ。夏のおすすめは、アワビと岩ガキだ。夏が旬の鳥羽産天然アワビは、秘伝のタレだけで焼き上げる「残酷焼き」が一番人気だという。三重ブランドのタグ付き岩ガキは生・焼きどちらも楽しめる。海のミルクと呼ばれる甘くふっくらとした身をワイルドに丸ごと頬張り、口いっぱいに広がる磯の香と、濃厚なうま味を堪能した。


海女小屋ちさと<鳥羽> 新鮮な貝や伊勢エビなどを焼きやお造りで。店主が焼き台に立ち、自慢のアワビやカキなどを絶妙な加減で焼き上げてくれる。
■10時~16時30分/火曜休(不定休あり)/参宮線鳥羽駅から徒歩2分/鳥羽市鳥羽1-8-7/TEL:0599-26-7520
※予約不可 ※閉店時間が早まる場合あり ※ブランドカキ・アワビは入荷がない場合あり
午後は北上して津へ。駅東口構内にある、人気の「蜂蜜まん本舗」で温かい「はちみつまんじゅう」を味わい、土産にも購入。本店では熱々の焼きたてを食べられるそうだ。

蜂蜜が香る皮にこしあんが詰まった「はちみつまんじゅう」は1個70円。水曜休ほか不定休あり
さらに伊勢鉄道で四日市へ移動し、戦後から続く地元のソウルフード「とんてき」で締める。分厚く切った豚ロースをニンニクと濃いめのソースで焼き上げた一皿は、かむほどにうま味があふれ、列車旅の疲れを忘れさせてくれる。

「とんてき」の店は、四日市駅から徒歩20分の近鉄四日市駅周辺に多い
海と大地の恵みを列車で乗り継ぎながらたどる三重の旅。お得なきっぷ1枚が、豊かでおいしい一日を連れてきてくれた。

五十鈴川に架かる汐合大橋を渡る快速みえ(写真/ピクスタ)
文/矢裂真由

使ったのはこのきっぷ
青空フリーパス ◉2620円
JR東海のフリー区間内の快速・普通列車の普通車自由席が1日乗り降り自由。在来線特急列車に乗車する場合は、別途特急券が必要。フリー区間内の各駅「きっぷうりば」または指定席券売機、主な旅行会社の支店・営業所で購入できる。
■期間 土曜、休日および12月30日〜1月3日
■問い合わせ:JR東海サービス相談室/TEL:050-3772-3910

※記載内容は掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2026年7月号)
(Web掲載:2026年7月10日)


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