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【極上の民宿】古民家を改装した和モダン民宿 麓庵 民宿たきざわ<岐阜・高山市>

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 岐阜県
> 高山市
【極上の民宿】古民家を改装した和モダン民宿 麓庵 民宿たきざわ<岐阜・高山市>

貸切露天風呂の一つ。贅沢(ぜいたく)な温泉入浴が満喫できる

源泉かけ流し貸切露天風呂が二つ

毎分3万リットル以上という日本第3位の湯量を誇る奥飛騨温泉郷は、北アルプスの麓に湯煙を上げる平湯、福地(ふくじ)、新平湯、栃尾、新穂高(しんほたか)かの5温泉の総称。その最奥部にあたる新穂高温泉地区の中尾高原エリアに位置しているのがこの民宿である。

飛騨高山の古民家をリノベーションした民芸調の建物へ入ると、重厚感のある太い梁(はり)がまず目に入る。上り框(かまち)を上ると畳敷き、その先は木の床だが、いずれも掃除が行き届いて清潔だ。客室にも堂々たる梁が剥(む)き出しになっているが、内装は古めかしい雰囲気はなく、「これぞ和モダン」というイメージである。

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古民家を改装した民宿外観。向かって左側に貸切露天風呂が二つある

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9.5畳の客室。大人数の場合を除き、到着時に布団が敷いてある。客のプライバシーに配慮

風呂は内風呂が二つ、露天風呂が宿泊棟の向かい側に二つあり、それぞれ貸し切りで入浴するシステム。すべて加水加温なしの源泉かけ流しで、肌に優しい単純温泉の滑らかな湯が旅の疲れを癒やしてくれる。

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二つある内風呂も貸し切りで利用

夕・朝食ともに食事処で味わうが、とりわけ夕食は器や盛り付け、山川の幸を使った品々に感心。メインは100グラム1000円する特上飛騨牛と特製みそを使った朴葉(ほおば)みそ焼き。信州サーモンとナマズの刺し身にも驚いた。ナマズは非常に新鮮で、コリコリというよりぬぺぬぺと口の中に吸い付くような食感が官能的だ。臭みも一切ない。

ほかに軽く炙あ ぶって燻製(くんせい)をかけた飛騨牛の握りずし、里芋団子の揚げ出し、ニジマスの笹焼き、ご飯と吸い物、最後にデザートのパンナコッタ。

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器や盛り付けにもこだわり、ご主人を中心にスタッフみんなで手作りする夕食

朝食にも長ネギをのせた朴葉みそ焼きが欠かせない。みそ汁はジャンボキノコと豆腐入り、そして揚げナスみそ和え、ゴボウとレンコン、ニンジンのきんぴら、ほうれん草おひたし、キノコと鮭のホイル焼き、焼きたて厚焼き卵などが並んだ。こうなると朝から3杯飯となるのも必然。民宿の朝飯は、どうしてこんなにうまいのだろう。

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手作りの品々が並ぶ朝食。ご飯は富山黒部のコシヒカリを使用。量も最適

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食事処のカウンター席は、外の緑を眺めながら食事ができる

埼玉県の我が家からは、高速道路を使っても車で4時間以上かかる。到着時には運転疲れでヘトヘトだったが、不器用そうに笑う人の良いご主人に見送られて宿を出ると、嘘のように疲れが吹き飛んでいた。また1軒、いい民宿を見つけたな、と思った。

周辺観光におすすめの新穂高ロープウェイでは、9月末まで「新穂高ひんやり大作戦」と題して、ひんやりメニューの販売や浴衣割などを実施している。

周辺観光👟

新穂高ロープウェイ

日本唯一の2階建てゴンドラ二つを乗り継いで約25分、標高2156メートルの西穂高口駅で降りると、そこは真夏でも平均気温18度という冷涼な別天地。360度のパノラマで見渡す穂高連峰の絶景は、思わず声を上げてしまうほどの壮大さだ。
■新穂高温泉駅上り8時〜西穂高口駅下り16時45分(季節により変動あり)/無休(天候不良時、定期点検時に臨時休業あり)/往復3800円/高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉/長野道松本ICから65キロ/TEL:0578-89-2252

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写真/奥飛観光開発

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写真/奥飛観光開発

文・写真/飯塚玲児


麓庵 民宿たきざわ

TEL:0578-89-2705
料金:1泊2食1万5400円〜(1人泊は同1万6500円〜)
客室:9(カギ付き、一部トイレ付き)
風呂:貸切4
備品:浴衣〇 歯ブラシ〇 タオル〇 Wi-Fi〇
住所:高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉中尾261
交通:高山線高山駅からバス1時間40分、新穂高ロープウェイ下車後、送迎10分(要予約)/長野道松本ICから64キロ

※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2026年8月号)
(Web掲載:2026年9月25日)


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