グローバルな視点から信州の「ずくだし」を、サイクリングでガイド。信州戸倉上山田温泉のタイラーさん
ずくだしeco tourの経験豊かなガイドたち
米国シアトルでサラリーマン生活を送っていたが、長野県の信州戸倉上山田温泉にある亀清旅館経営者の娘と結婚したことがきっかけで2005年に来日した。
旅館で働き始め、07年には、手づくりの露天風呂を完成させた。それを見た周囲の人たちから「『ずぐをだしたな』とほめられました」。「ずくだし」とは長野県の方言で、「めんどうな事をコツコツやる」という意味だ。
信州の田舎暮らしを「ずくだし」の視線で見て回る
「サイドビジネス」として始めた「ずくだしサイクリングツアー」では、りんご農家、温泉を掘った人、調理師の「ずくだし」の姿に触れる。表面をなぞるだけでない「深堀り」観光だ。
「ツアーのルートに含まれる千曲川沿いにはサイクリングロードが整備されており、景色を楽しみ、快適に走行できます」と言う。天候がよくない時には街歩きツアーを行うこともある。
「甘いアンズ、リンゴやご当地グルメも楽しんでください」
地元特産のアンズを手にして、「甘いアンズ、リンゴやご当地グルメも楽しんでください」ともアピールする。
サイクリング客は、外国人がざっと半分を占めるほどで、「ずくだし」への国際的な注目度も上昇中だ。
サイクリングツアーについての問い合わせは「ずくだしeco tour」(電080・2008・4815)へ。