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ラグビー・ワールドカップ2019で4位のウェールズは人口300万人。強豪チーム生んだ大地見に来て

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ラグビー・ワールドカップ2019で4位のウェールズは人口300万人。強豪チーム生んだ大地見に来て

ラグビー・ワールドカップ2019を機に、ウェールズのラガーマンがつくるビールが日本で発売された

日本でこのほど行われたラグビー・ワールドカップ2019で4位となったのがウェールズ代表チーム。ウェールズは「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」(イギリス)を構成する4つの「国」(カントリー)の一つで、人口わずか300万人なのに、ラグビーの世界的強豪として知られる。

ウェールズ政府のトップであるマーク・ドレークフォード首席大臣をはじめとする政府関係者、ウェールズの企業17社による貿易使節団が927日から103日の日程で訪日、貿易振興や観光PRに努めた。

ウェールズの大自然をうつしだした観光ポスターの横に立つ、観光局のプライスさん
ウェールズの大自然をうつしだした観光ポスターの横に立つ、観光局のプライスさん

使節団の一員だった観光局メディア・リレーションズ・マネージャーのマイケル・プライスさんは、「ウェールズの子供たちの間で最も人気のあるスポーツはラグビーだ」と強調する。平野が少なく山がちなウェールズでは、牧畜が盛ん。厳しい自然条件の中、「山の斜面を駆け回ることが多いのも優秀なラガーマンが育つ一因かもしれない」とも。

プライスさんは、「自然条件は厳しいが、風光明媚で、美しい城も多い。ぜひ優秀なラガーマンをはぐくんできたウェールズの美しい大地を見に来てほしい」と呼びかける。

ラグビーワールドカップ2019を機会に、日本で発売されたウェールズ産のビール。左の製品には、ラグビーをテーマにしたラベルが使われている。後方は、来日したウェールズのマーク・ドレークフォード首席大臣。
ラグビーワールドカップ2019を機会に、日本で発売されたウェールズ産のビール。左の製品には、ラグビーをテーマにしたラベルが使われている。後方は、来日したウェールズのマーク・ドレークフォード首席大臣。

ラグビーワールドカップ2019を機に、ウェールズのビーチリゾート地テンビー港の醸造会社「テンビー・ハーバー」の製品が日本で発売された。同社の社長は学生時代から地元ラグビーチームに所属。2017年から、ラグビーをテーマにしたラベルを積極的に使用している。

今度は私たちが、日本の皆様をおもてなしできるように

ワールドカップの3位決定戦が111日に行われ、その結果ウェールズは4位となった。

ウェールズ代表チームが、合宿した北九州市の市民らから暖かい歓迎を受けたことなどを振り返り、ドレークフォード首席大臣は、「今回、日本の皆様がウェールズを歓迎してくださったように、今度は、私たちが日本の皆様をおもてなしできるよう願っております」との公式メッセージを発表した。

ウェールズの観光情報はウェールズ政府公式ウェブサイトで。

https://www.wales-japan.com/wales/tourism/

イギリス関連ツアーはこちら

https://www.yomiuri-ryokou.co.jp/kaigai/europe/uk/

Writer

藤原善晴 さん

月刊「旅行読売」編集部に2019年12月まで勤務。現在読売新聞東京本社文化部。瀬戸内海が見晴らせる広島県安芸津町風早(現・東広島市)生まれ。レトロブームということもあり、最近は「昭和」という言葉に敏感に反応。また、故郷が「令和」の典拠となった万葉集ゆかりの地であるため、福岡県太宰府市、奈良県、富山県高岡市、鳥取県など各地の「万葉集」ゆかりのニュースにも目を光らせている。

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