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東北桜巡礼(2)蔵王、川、桜、鉄道のシンフォニー

場所
> 白石市、大河原町、柴田町
東北桜巡礼(2)蔵王、川、桜、鉄道のシンフォニー

白石川堤一目千本桜の柴田町側にはしばた千桜橋がある。橋の上から蔵王連峰、川堤の桜、東北線の列車を眺めることができる(写真/柴田町)

福島駅から東北新幹線で北上し、仙台駅まで約20分。仙台駅から東北線で南下し、白石駅へ向かう。目指すは東北・夢の桜街道23番札所の白石城(宮城県白石市)だ。

東北線の車窓から24番札所・白石川堤一目千本桜の眺めを楽しむ

白石駅からの帰路では、注目度が急上昇中の宮城県大河原町、柴田町の桜名所、24番札所・白石川堤一目千本桜を歩きたい。だが、まず白石駅への往路で、車窓からの眺めを楽しんでおきたい。

川堤に沿って走る東北線では、地元からの情報によれば「桜がきれいな場所では徐行してくれる」からだ。

桜に映える23番札所・白石城を散歩、みやげは手延べ温麺

桜に彩られた白石城
桜に彩られた白石城

白石駅に到着後は、商店街を15分ほど歩き、白石城へ。白石市の名物は白石手延べ温麺。桜の時期には例年、期間限定で芳醇な桜の香りがする生めんが販売されるので、みやげに購入したい。

しばた千桜橋を渡り、船岡城址公園から白石川堤一目千本桜を見晴らす

白石城の桜を見た後は、白石駅から東北線で北上して大河原駅で下車。

2015年に開通した「しばた千桜橋」を渡り、25番札所・船岡城址公園に登る。そして、川堤の桜並木、東北線、蔵王連峰の絶景のシンフォニーを、いろんな角度からゆっくり楽しみたい。

しばた千桜橋からは東北線と川沿いの桜並木を見下ろせる(写真/柴田町)
しばた千桜橋からは東北線と川沿いの桜並木を見下ろせる(写真/柴田町)
船岡城址公園に登るのはスロープカーが便利
船岡城址公園に登るのはスロープカーが便利
白石川に設置された韮神堰(にらかみせき)。段差を落ちる水の飛沫(ひまつ)が美しい。川面に桜並木と「逆さ蔵王」が映る
白石川に設置された韮神堰(にらかみせき)。段差を落ちる水の飛沫(ひまつ)が美しい。川面に桜並木と「逆さ蔵王」が映る

Writer

藤原善晴 さん

月刊「旅行読売」編集部に2019年12月まで勤務。現在読売新聞東京本社文化部。瀬戸内海が見晴らせる広島県安芸津町風早(現・東広島市)生まれ。レトロブームということもあり、最近は「昭和」という言葉に敏感に反応。また、故郷が「令和」の典拠となった万葉集ゆかりの地であるため、福岡県太宰府市、奈良県、富山県高岡市、鳥取県など各地の「万葉集」ゆかりのニュースにも目を光らせている。

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