ナニコレ!?みやげ 宮城県の巻 初コラータ
「初コラータ」は8個入り1300円
「初(ショ)コラータ」という、なんとも不思議な名前がつけられたチョコレート菓子が、宮城県川崎町で売られている。「ショコラータ」はチョコレートを意味するラテン系の言葉で、「ショ」には「初」という字があてられている。
慶長遣欧使節団率いた支倉常長のふるさと川崎町
川崎町は仙台市の南、蔵王山麓の丘陵や、山あいの盆地が広がる内陸の地。だがここは約400年前、ラテン系の国々であるスペイン、イタリアへ慶長遣欧使節団を率いてはるばる旅した、仙台藩のサムライ支倉常長(はせくら・つねなが)のふるさとなのだ。
初めてチョコを食べた日本人!?常長にちなむ
そして、言い伝えによると、常長らの使節団一行こそが、日本人として「初めて」チョコレートを賞味したという。そんな歴史へ思いをはせてもらうためにつくられたのが「初コラータ」というわけだ。
当時、欧州で食されていたチョコレートは液体だったとされる。一方、川崎町の「初コラータ」は、マフィンのような形の焼き菓子で、冷凍した状態で売られているものを購入。解凍してほおばった。スペイン産のアーモンド粉の香り、オレンジピールのかみ心地から、イベリア半島や地中海の情趣はしっかり伝わってくる。
たっぷりと生地にしみこんだチョコレートを味わい,目をつむると、4世紀前にチョコレートを食したサムライたちの驚きと陶酔の表情が浮かんできた。
買える場所は、宮城県川崎町観光協会、JAみやぎ仙南農協川崎特産センター、国営みちのく杜の湖畔公園北地区内管理棟。
問い合わせは、エコキャンプみちのく(電0224・84・6633)、川崎町観光協会(電0224・84・6681)。