地中海の島国マルタへの旅(1)「宝石」のように美しい島々
ヴァレッタの城壁が黄金色に輝くImage by viewingmalta.com Malcolm Debono
イタリア・シチリア島の南、地中海の島国マルタは岩石だらけだ。その豊富な岩石で建設した首都バレッタの城壁、宮殿は独特の琥珀色。日が暮れるとともにオパールのように輝く。
マルタは「地中海の宝石」によくたとえられる。「宝石」であることを実感するには、まずコミノ島に行くのがよい。
空路でマルタ島に到着したら、まずホテルにチェックイン。マルタ島北部の港から船に乗り、約30分でコミノ島に着く。
コミノ島には、海水が、希少な宝石パライバトルマリンのように見える場所がある。そこでは船が「空を飛ぶ」。
宝石パライバトルマリンを思わせる空色の海
この島のブルーラグーンといわれる場所の海水は、透明度が高く、空のように見える。そこを通る船はまるで、空を飛んでいるように見える。緑がかった青色は例えていえば希少な宝石パライバトルマリンのようだ。緑やピンクなどさまざまな色味があるトルマリンだが、独特の美しい色合いのパライバトルマリンは、かつてブラジル・パライバ州で発見されたため、その名が付いた。
(出典:「旅行読売」2019年6月号、「たびよみ」転載に際し大幅に加筆しました)
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