海風が心地良い展望デッキで、日本有数の絶景・雨晴海岸を望む道の駅
道の駅 雨晴(あまはらし)
「こんな風に雨晴の海を展望できる場所は、これまでなかった」と地元の人たちも喜んでいるのが、2018年4月にオープンした道の駅 雨晴だ。
雨晴海岸は、晴れていれば富山湾越しに3000㍍級の立山連峰が浮かんでいるように見える絶景スポット。その美しさは、万葉集の歌人・大伴家持や俳人・松尾芭蕉などにも愛され、古くから多くの人を魅了してきた。
1階には観光案内所(9時から19時)があり、コンシェルジュが対応してくれる。3階と2階の一部は展望デッキになっていて、「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟している富山湾のパノラマを眺めることができる。
2階のカフェは全面ガラス張りで開放的な雰囲気。この絶景を見ながら、トロピカルムード満点の「雨晴サンデー」(500円)や射水産のサクラマスを使ったペペロンチーノ(1200円)などが味わえる。
隣のスーベニアショップでは、地元産の高岡銅器や錫(すず)製品、高岡漆器などデザイン性の高いグッズが並ぶ。「高岡の伝統工芸品を知ってもらう情報発信地のようになれたら」と駅長の稲垣美香さん。
また、歩いて5分ほどの場所には氷見線雨晴駅があり、鉄道ファンの撮影スポットとしても人気が高い。運が良ければ、氷見市出身の漫画家・藤子不二雄(A)氏の「忍者ハットリくん」をラッピングした電車を見ることができるかも。
文/伊藤健一 写真/宮川透ほか
電話/0766-53-5661
住所/富山県高岡市太田24-74
営業/【ショップ】9時~19時【カフェ】9時~19時(フードは平日~15時、休日~17時30分)/無休
駐車場/【普通車】55台【大型車】4台
交通/能越道高岡北ICから県道32号、国道415号経由16㌔
(出典 旅行読売臨時増刊「道の駅セレクト」)
(ウェブ掲載 2020年3月7日)