ガイドブックのような「読む」手帳、今年も発売
手帳の表紙は5色。1冊1000円(税込)で、成田空港内のショップやAmazon公式ストアなどで買える。問い合わせは成田空港手帳発行企画委員会事務局(info@orangeinc.voyage へ電子メールで)
昨年初めて作成された「2020年版」に続き、2021年版の「成田空港手帳」が、2020年9月から発売になった。成田市副市長の小幡章博さんが発起人となり、成田空港や地域関係者有志による組織が発行を手がけている。
小幡さんが、手帳制作の意図を語る。
「内陸空港である成田空港は、騒音問題を抱えている。空港をさらに発展させていくためには、地域と空港の融和が必要。そのためには、まずは地域住民の皆さんに空港を好きになってもらいたいと考えました」
目指したのは「使っていると、空港や地域のファンになってしまうような、ご当地手帳の決定版」だ。約250㌻もあるのは、資料、データをこれでもかとばかりに充実させたから。成田空港に乗り入れている航空会社の尾翼マークのイラスト、航空機の写真、撮影スポットの紹介など、空港と周辺地域に関する情報を徹底的に盛り込んだ。「空港のお仕事」を解説するページなどもあり、飛行機に乗りたい気分にさせてくれる。提示すれば、空港内や空港周辺エリアにある150店舗以上のレストランやショップで様々な特典を受けられるというのもうれしい限りだ。
(旅行読売2021年1月号掲載)