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夏だ! 一周年だ! 鉄印帳を片手にめぐる三陸のオンライン旅

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夏だ! 一周年だ! 鉄印帳を片手にめぐる三陸のオンライン旅

2021年7月10日で一周年を迎えた「鉄印帳」。

現在までに発行された鉄印の枚数は15万枚を超え、全国39か所の鉄道会社の鉄印をコンプリートした「鉄印帳マイスター」は305名にのぼる。

この「鉄印帳」の一周年を記念したオンラインイベント「鉄印フェス★てつたび!」が7月17日(土)に生配信された。

イベントには、鉄道ファン歴50年以上のジャーナリスト、淺川公生(あさかわ こうせい)さん、鉄道ファン歴7年で趣味の鉄道落語を高座で披露している茶々(ちゃちゃ)さん、最近は父娘鉄道旅をすることが増えたという鉄道ファン歴26年のさかべさん、という3人の鉄印帳マイスターが登場。そして日本テレビきっての“鉄ちゃんアナ”こと、藤田大介アナウンサーの司会進行で、三陸鉄道とその沿線のオンライン旅を楽しみながら、鉄印や鉄道旅について語り合った。

3か所と中継を結ぶため、スタッフもこの日のために準備を重ねた


現地中継では、スタッフが三陸鉄道・磯鶏(そけい)駅から、女性運転士の田母神夏美(たもがみ なつみ)さんの運転する電車に乗り込み、宮古駅に向かった。運転席や全面展望の映像はライブ感たっぷりで、宮古駅手前の鉄橋ではカモメの群れが飛び交うなど、1駅だけだったが、第三セクター鉄道の中でも人気の高い三陸鉄道の乗車を楽しんだ。

宮古駅では電車を降りたばかりの田母神さんにインタビュー。スタジオの藤田アナから「(ご自身も)鉄印帳を持っているのですか?」と聞かれた田母神さんのバッグからは、2冊の鉄印帳が……。一冊は通常の鉄印帳、もう一冊は三陸鉄道の鉄印のみを集めている鉄印帳フリー版で、これまでに三陸鉄道が発行した限定鉄印などを集めているという。休日には三陸鉄道専門の「撮り鉄」になるという田母神さん。インタビューの会話からは“さんてつ愛”があふれていた。

二刀流(?)の鉄印帳を持つ三陸鉄道・田母神運転士(配信より)


その後もスタジオでは、鉄印帳マイスター145名へのアンケート結果をもとに、鉄印帳の旅必見の絶景ポイントや、食べておきたい鉄道グルメなどについてトークが弾む。ちなみに出演者3人のおすすめ鉄道グルメはこちら。

■加古川 下村商店のあなご(JR加古川駅/淺川さん)
■田舎寿司(土佐くろしお鉄道/茶々さん)
■海鮮たっぷりちゃんぽん(松浦鉄道 たびら平戸口駅構内/さかべさん)

また、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の撮影にも使用された小袖の海女センターからも中継。海女さんが透明度の高い海に潜り、優雅にそして力強く次々とウニを採っていく。その採れたてのウニを割り、指ですくって食べるスタッフは満面の笑みだった。

■実際に配信された動画はこちらから! 透明度の高い海の中で次々とウニを採っていく海女さん

スタジオでは三陸・宮古のご当地グルメ「瓶ドン」の実食も


久慈琥珀博物館では「琥珀発掘チャレンジ」と銘打って、配信時間内に30g以上(およそ500円玉大)の琥珀を採掘できるかどうかを当てるクイズのほか、宮古市魚菜市場では三陸ご当地グルメの「瓶ドン」をゲットするなど、夏の三陸を満喫する1時間50分だった。

鉄印帳マイスターに行ったアンケートでは、多くの人が鉄印をもらう際や乗車時などに交わした鉄道員との会話や、鉄印旅を通して知り合った人たちとの思い出が印象深いと答えていた。鉄印帳がただのスタンプラリーではないということが、この人気につながっているのだろう。 “2周目”に入ったマイスターも続々登場。この楽しさからは当分抜け出せそうにない。

 

文・たびよみ編集部



(WEB公開:2021年7月21日)




 

 

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Writer

たびよみ編集部 さん

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