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【鉄印帳の旅】のと鉄道

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【鉄印帳の旅】のと鉄道

かつて蛸島(たこじま)駅や輪島駅まで能登半島全域に路線を有していたのと鉄道だが、現在は七尾湾に沿うように七尾駅と穴水駅間の33.1キロ、8駅をのんびりと走る。中でも能登鹿島駅は、約100本の桜並木で名高い桜の名所だが、今回は能登の雪景色を求めて冬の旅に出た。

 

和倉昭和博物館とおもちゃ館
戦後昭和の家庭や町の様子、駄菓子屋などの商店を再現した「和倉昭和博物館とおもちゃ館」(700円)

JR線からの列車が乗り入れる和倉温泉駅で下車し、まずは「和倉昭和博物館とおもちゃ館」で懐かしい昭和レトロな品々に触れる。

和倉温泉駅からのと鉄道の列車に乗り、多くの冬鳥が飛来する田鶴浜(たつるはま)野鳥公園近くの田鶴浜駅を過ぎると、右手車窓に雪化粧をした七尾湾が見えてきた。途中、能登中島駅に静態保存され、全国で2両しかない鉄道郵便車「オユ10形」を窓越しに見物。車窓のビュースポットである「深浦漁港」「ツインブリッジのとを望む田岸集落」「根木のボラ待ちやぐら」を眺めながら、鉄印がもらえる穴水駅へと向かった。

 

鉄印
のと鉄道の鉄印

のと鉄道の鉄印には、世界農業遺産「能登の里山里海」の風景を走る観光列車が絵手紙風に描かれている。「のと鉄道」と毛筆文字で記され、列車の正面をかたどった朱印が押されている。

「すべて職員が自作で絵を描き、書を書き、朱印をデザインしました」とは、のと鉄道の田島義久さん。

 

フリースタイル
穴水駅から歩いてすぐ、店内は昭和レトロ風の洋食店「フリースタイル」。こだわりのラーメンは専門店にも肩を並べる本格的な味。自家製カレーも人気。

昼食は地元で親しまれている洋食店「フリースタイル」へ。リピーターも多いというラーメン(800円)でお腹を満たし、再び列車へ。

帰りしな、西岸駅で下車して七尾湾に面する「なかじま猿田彦温泉いやしの湯」で体を温める。昔と変わらない素朴な里海の風景が、湯船の向こうにも浮かんでいた。

のと鉄道
鉄印帳の販売・鉄印の記帳は穴水駅窓口で9時から17時まで
鉄印帳2200円/鉄印の記帳料300円(乗車券の提示が必要)
TEL:0768-52-0073

(出典「旅行読売」2021年4月号)

(ウェブ掲載 2021年4月1日)




Writer

越信行 さん

神奈川県生まれ。全国の駅を撮り歩く駅旅写真家。月刊旅行読売で「駅舎のある風景」を連載中。著書に「生涯一度は行きたい春夏秋冬の絶景駅100選」(山と溪谷社)など

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