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「三陸国際芸術祭2021」開催中

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「三陸国際芸術祭2021」開催中

沿線在住の子どもたちによる三陸鉄道のデザイン作業風景

郷土芸能を通じて三陸の復興を支援

「三陸国際芸術祭2021」が、岩手と青森の沿岸14市町村で2022年3月13日まで開かれている。

同芸術祭は、郷土芸能とアートの力で被災地を復興し、活性化することが目的。2014年に始まった。

2年ぶりの開催となる今回は、三陸からの文化発信を主軸とする「縦」と、国際交流を主軸とする「三陸×アジア芸能交流プログラム」、国内外のアーティストが三陸の伝統芸能を学ぶ「オンライン芸能短期留学」の三部構成。

「縦」では、「鉄路を彩る」と題して三陸鉄道のラッピング列車を運行。写真家の浅田政志、石川直樹、田附勝氏らが三陸の生活・文化・自然を体験し、撮影した作品を三陸鉄道の車内などにも展示する(2022年1月〜3月)。

三陸の民話『髪長姫』を題材に、インドネシア、カンボジア、三陸の民俗芸能団体が共同で創作した舞台作品を、オンライン配信するイベントも注目だ。

三陸鉄道のラッピング列車
三陸鉄道のラッピング列車
芸能交流プロジェクト「ふえLab」の制作光景
芸能交流プロジェクト「ふえLab」の制作光景

<公式サイト>

三陸国際芸術祭2021

 

(出典「旅行読売」2021年10月号)

(ウェブ掲載2021年9月16日)

Writer

天野久樹 さん

1961年、秋田市生まれ。過去に全国紙の運動部記者として、大相撲やモータースポーツ、アマチュア野球などを取材。現在は月刊「旅行読売」で、特集面の取材や全国観光ニュース情報などを担当している。イタリアの国立大学(ペルージャ外国人大学イタリア語・イタリア文化プロモーション学科)を卒業したキャリアを活かし、イタリア語の翻訳も行っており、訳書に「アイルトン・セナ 確信犯」(三栄書房)がある。

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