1日1組“NO密”の「はなれ 橘」がオープン
「温泉とサウナで心も体もととのえて」
新型コロナウイルスの感染が沈静化してきた。とはいえ、今後の感染再拡大も懸念される中、千葉県鋸南町にある「安房温泉 紀伊乃国屋」が2021年8月にオープンした「はなれ 橘」が人気という。
同旅館社長の蛭田憲市(ひるた・けんいち)さん=写真=は、このはなれについて「コロナ禍で、宿泊したいが他の来館者とはソーシャルディスタンスを保ちたいというニーズが見受けられました。そこで、本館の目の前に以前からあった古民家を買い受け、一棟貸し切りのはなれにリノベーションしたのです」と説明。さらに、「昨今のサウナブームに合わせて、樽の形をしたプライベートサウナを設置しました。そんなところも、『はなれ 橘』が好評いただいている理由だと思います」と解説した。
はなれに設置されたサウナは、熱まわりに優れ、熱風の均一性を保つ北欧伝統のサウナで、水風呂は江戸時代の井戸からくみ上げた天然水という。はなれ専用の庭園を眺められる外気浴スペースもあり、「ととのう」条件がそろっているそうだ。
蛭田さんは「完全プライベートな空間。大切な方や家族と思い思いの旅時間を過ごしていただければ」とPRしている。
(WEB掲載:2021年12月31日)