内陸線に田んぼアート出現!
昨年の田んぼアート(上桧木内地区)
今年も「いせどうくん」が登場
角館駅と鷹巣駅を結ぶ秋田内陸縦貫鉄道の沿線で、初夏から初秋の風物詩になっている「田んぼアート」が今年も出現する。毎年、さまざまなテーマやキャラクターなどを、「アート米」と呼ばれるカラフルな稲で表現するもので、同鉄道の車窓の高さから眺めた時に一番きれいに見えるよう計算されて作られている。
5月には地元の小学生や住民らの協力で、赤や白、黒色などに色付く苗の田植えが行われた。今年度は北秋田市で3か所、仙北市で2か所の計5か所が舞台となる。絵柄は、秋田犬や綴子大太鼓(つづれこおおだいこ)のほか、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つである伊勢堂岱遺跡のマスコットキャラクター「いせどうくん」も登場する。
田んぼアートの見頃は6月下旬~9月上旬。さらに今年は、笑内駅の向かいに「ひまわり迷路」を制作中。7月下旬以降に楽しめる予定だ。
沿線には温泉も多く、途中下車して温泉に立ち寄りながら観賞するのがおすすめ。同鉄道では、「秋田内陸ワンデーパス(1日乗り放題)」や、「片道寄り道きっぷ(1回だけ途中下車可)」など、便利でお得な乗車券も発売している。
途中の阿仁合駅では、話題の鉄印も販売中。6月からは通常バージョンのほか、沿線の文化を感じる絵柄5種が加わり、鉄印紙のデザインがリニューアルした。
秋田内陸縦貫鉄道
TEL:0186-82-3231
(WEB掲載:2022年7月6日)