四季折々に魅力たっぷりのロープウェイ
見渡す限り紅葉に染まった山肌を眺めながら上る蔵王ロープウェイ
秋はロープウェイ散策に絶好の季節。八甲田ロープウェイで至福の時を
紅葉の名所の青森県・八甲田山麓、黄金色に赤を散りばめたじゅうたんのような紅葉の上をロープウェイが進む。10分間の至福の時。美しい秋模様に、乗客からため息が漏れる。見頃は10月中旬。
夏、北海道では雲海が広がり幻想的な光景が現れる
北海道の星野リゾート トマム 雲海ゴンドラで夏に期待できるのは、波打つ雲が大海原のごとく眼下に広がる雲海。ロープウェイを使えば、手軽に幻想的な景色に出合える。星野リゾート トマムでは10月14日まで「雲海ゴンドラ」を運行。ホテルから無料送迎バスが運行し、早朝の雲海観賞も気軽に楽しめる。
冬、蔵王ロープウェイで樹氷観賞も手軽に気軽に
山形県・蔵王山麓の冬の名物は樹氷。平均風速10メートル~15メートル、平均気温氷点下10度~15度という極寒の亜高山帯で樹氷は育つ。そんな“スノーモンスター”を間近に眺められるのもロープウェイがあればこそ。樹氷は11、12月からでき始め、最盛期は2月だ。
春、国内最古の吉野山ロープウェイを桜が彩る
千本口駅と吉野山駅を結ぶ奈良の吉野山ロープウェイは、現役では国内最古の歴史を持つ。所要5分で、言わずと知れた桜の名所の入り口まで運んでくれる。桜の見頃は4月上旬~中旬、3万本のヤマザクラが咲く。
(出典:「旅行読売」2022年8月号)
(Web掲載:2022年9月26日)