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JR九州のD&S列車「ふたつ星4047」デビュー

場所
JR九州のD&S列車「ふたつ星4047」デビュー

佐賀、長崎の2県をキハ40、47形の車両で巡ることから命名。二重の星形マークが目を引く
Design & Illustration by Eiji Mitooka + Don Design Associates

 

西九州の海を巡るD&S列車

西九州新幹線が開業した9月23日、JR九州は在来線でも長崎―武雄温泉駅間で新しいD&S(デザイン&ストーリー)列車「ふたつ星4047」の運行を開始した。

コンセプトは「西九州の海めぐり列車」。往路と復路でルートが異なるのが特徴だ。午前便(武雄温泉―長崎駅、2時間53分)は、長崎線経由で有明海沿線を、午後便(長崎―武雄温泉駅、2時間52分)は大村線経由で大村湾沿線を走る。二つのルートで西九州エリアを1周する。

車両デザインを手掛けたのは水戸岡鋭治氏。2号車はカウンターテーブルも配置し、ビュッフェ形式で飲食が楽しめる Design & Illustration by Eiji Mitooka + Don Design Associates

今年3月に運行を終えたD&S列車「はやとの風」の車両2両を改造するとともに、D&S列車「いさぶろう・しんぺい」の予備車両をビュッフェ・共用ラウンジ用に改造し、3両編成に仕立てている。
 
 11月までは、金〜月曜と祝日を中心に各ルート1日1本の運転。年間200〜220日程度の運転を予定している。乗車券のほか指定席特急券が必要で、武雄温泉→長崎駅間は4180円。

詳細は公式ホームページで。

(出典:「旅行読売」2022年10月号)

(WEB掲載:2022年10月17日)


Writer

天野久樹 さん

1961年、秋田市生まれ。過去に全国紙の運動部記者として、大相撲やモータースポーツ、アマチュア野球などを取材。現在は月刊「旅行読売」で、特集面の取材や全国観光ニュース情報などを担当している。イタリアの国立大学(ペルージャ外国人大学イタリア語・イタリア文化プロモーション学科)を卒業したキャリアを活かし、イタリア語の翻訳も行っており、訳書に「アイルトン・セナ 確信犯」(三栄書房)がある。

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