令和の大改修を経てよみがえった岡山城
金箔瓦が多く使われていたことから「金烏城」の呼び名もあった岡山城( 写真/岡山市)
磯田道史さん監修の展示に注目
岡山城(岡山市北区)は、2021年6月から「令和の大改修」を行い、今年11月3日にリニューアルオープンした。
岡山城は1597年、戦国大名の宇喜多秀家が築城。「烏城」とも称される漆黒の天守が美しい。改修後はさらに黒が濃くなったという。
今回のリニューアルでは、地下1階〜地上6階の館内の展示を一新。同市出身の歴史学者・磯田道史さんを展示監修に迎えた。
宇喜多直家・秀家父子および池田光政といった岡山ゆかりの人物のストーリーが感じられる展示や、戦国武将の暮らしを五感で体感できるコーナーのほか、土台が不等辺五角形という珍しい形をした城を、建築的な視点からも分かりやすく伝える展示など、誰もが歴史を楽しめる工夫が凝らされている。
さらに今後は、宇喜多秀家のほか小早川秀秋など歴代城主ゆかりの文化財の展示も企画していく予定だ。
詳細は公式ホームページで
(出典:「旅行読売」2023年1月号)
(WEB掲載 2022年12月23日)
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