鉄道旅に誘う「青春18きっぷ」ポスター 回顧展(1)
「ああ、ここだ、と思う駅がきっとある。」
釧網(せんもう)本線の川湯温泉駅(北海道)。あなたの駅からすべての駅へ。この年は改札から印象的な風景が見えるシリーズ。1999年夏のポスター
「青春18きっぷ」ポスターの‟名作”を振り返る
春・夏・冬休みの鉄道旅のアイテムとして定着している「青春18きっぷ」は2022年、1982年の発売開始から40周年を迎えた。毎年、発売時期ごとにJR駅に貼られるポスターも、ファンにとっては風物詩の一つであり、旅情に満ちた鉄道風景とキャッチコピーの組み合わせが、忘れがたい‟名作”の数々を生んできた。
鉄道旅行の広告としては、JR東日本「JR SKISKI」やJR東海「そうだ 京都、行こう。」などと並ぶ代表的な存在だが、大きく異なるのは「青春18きっぷ」のポスターは、JRの6社によるもので、きっぷの利用範囲である全国のJR路線・駅が撮影地になりうる点だ。登場エリアが毎回異なる楽しさがある。
画像提供/JRグループ