「奥能登国際芸術祭2023」9月 23 日に開幕
Something Else is P ossible / なにか他にできる
トビアス・レーベルガー(ドイツ) Photo:Kichiro Okamura
地震で被災した珠洲(すず)の復興に向けた光に!
「奥能登国際芸術祭2023」が石川県珠洲市全域を会場に、9月23日〜11月12日に開催される。
能登半島の先端に位置する珠洲市は、かつて海上交通の拠点として栄え、今も祭りや食をはじめ豊かな文化が残る。
奥能登国際芸術祭は、現在は不便な「さいはて」 でも、視点を変えれば未来を切り開く「先端」 になるとの発想から2017年にスタート。珠洲の生活や文化を個性的な現代アートで表現する。3回目となる今回は、日本をはじめ世界の14の国と地域から59組のアーティストが参加予定だ。
今年5月に発生した震度6強の地震の影響で、開幕が予定より3週間延期された。実
行委員会では「今回の芸術祭を珠洲市の復興に向けた光にしたい」と話している。
鑑賞料(作品鑑賞パスポート)は、一般前売り2750円、当日3300円など。
詳細は公式ホームページで。
文/天野久樹
(出典:「旅行読売」2023年9月号)
(Web掲載:2023年7月28日)