【新・日本の絶景】2024年に見たい絶景 東日本編19選(1)~タウシュベツ川橋梁、松島熱気球体験ほか~
絶景とは、見る者に忘れがたい印象を残す素晴らしい景色のこと。 そんな佳景を求め見知らぬ地に遊ぶのは、旅の醍醐味の一つです。 あまり知られていない日本の絶景、一度は見たいとっておきの新しい絶景をご紹介します。
タウシュベツ川橋梁<北海道・上士幌町>
初春から夏にだけ姿を現す美しい橋
1939年に完成したコンクリート製のアーチ橋。全長は130メートル。かつて国鉄士幌線が走っていたが、1956年の糠平(ぬかびら)ダムの完成に合わせて、水中に沈んだ。例年ダムの水が減る1月頃から姿を現し、夏には再び湖底に沈む。NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターではガイドツアーを実施。
ベストシーズン:1月~2月中旬、3月~6月(年による)
営表:見学自由(タウシュベツ展望台)
交通:根室線帯広駅からタクシー1時間15分/道東道音更帯広ICから国道241号、273号経由62キロ
問い合わせ:TEL01564-7-7272(上士幌町観光協会)
高野崎<青森・今別町>
美しい海の先に望む北の大地
津軽半島の袰月(ほろづき)海岸にあり、巨岩、奇岩が並ぶ岬。晴れた日には、北に北海道、西に龍飛(たっぴ)崎、東に下北半島を望める。紅白の横じまが目を引く高野崎灯台から二つの太鼓橋を渡り、岩場の先端まで行ってみたい。条件がそろえば、満天の星とイカ漁のいさり火がきらめく夜も美しい。
ベストシーズン:4月上旬~10月下旬
営業:見学自由
交通:北海道新幹線奥津軽いまべつ駅からタクシー30分または津軽線今別駅からバス17分、高野崎下車すぐ/東北道青森ICから国道280号経由58キロ
問い合わせ:TEL0174-35-3005(今別町役場産業建設課)
まほら岩手「氷の世界」<岩手・盛岡市>
本州一寒い地区で行われる氷の祭典
1945年には氷点下35.0度を記録するなど、本州で最も寒いと言われる盛岡市薮川(やぶがわ)地区にあるキャンプ場で開催。恒例になっている全長20メートルの氷の洞窟、氷像に加え、氷の城、壁、森、家など、見どころが増える予定だ。夜は県内最大級60万球のLEDを使ったライトアップも行う。
ベストシーズン:1月下旬~2月上旬(イベント期間中)
営業:10時~21時(水・木曜は~20時)/2024年の開催は1月20日~2月25日(祝日を除く月・火曜休)/1000円
交通:東北新幹線盛岡駅からシャトルバス50分(土・日曜、祝日のみ運行、要予約)/東北道盛岡ICから国道455号経由32キロ
問い合わせ:TEL019-681-5470
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としとらんど別館 みはらし荘<秋田・羽後町>
霧に囲まれた盆地を見下ろす
標高474メートルの太平山(たいへいざん)の中腹(370メートル)に立ち、広大な横手盆地と奥羽山脈を一望できる全7室の旅館。日中でも眺めが良いが、秋の晴れた早朝には雲海が出現することも。一帯を真っ白に包み込み、幻想的な景色が広がる。季節や曜日により、日帰り入浴や食事もできる。
ベストシーズン:9月下旬~11月上旬
営業:1泊2食8800円~(改装に伴い、値上げ予定)/11月15日~4月上旬は積雪のため休
交通:奥羽線湯沢駅からタクシー30分(宿泊者は送迎あり。要予約)/湯沢横手道路湯沢ICから国道398号経由15キロ
問い合わせ:TEL0183-62-4126
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松島熱気球体験<宮城・松島鳥>
早朝、オレンジに輝く日本三景
係留された熱気球に乗って、高さ20メートルまで上昇。日本三景の一つとして知られる松島湾の島々の眺めを見下ろせる。日の出後に、約1時間だけ見られるという「松島ひかりの道」は、太陽の光が海に反射し、海面にオレンジ色に輝く道が現れる現象で、息をのむ美しさ。
ベストシーズン:10月上旬~4月下旬
営業:5時~7時受付、搭乗は約5分/土・日曜、祝日のみ営業/3000円(要予約)
交通:仙石線高城町駅から徒歩15分/三陸道松島北ICから国道45号経由4キロ
問い合わせ:TEL090-8255-9187(有限会社風の丘)
【新・日本の絶景】2024年に見たい絶景 東日本編19選(2)~白川湖の水没林、最果てのベンチほか~ へ続く(2/22公開予定)
※料金等すべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2024年2月号)
(Web掲載:2024年2月21日)