【新幹線で春は北陸へ】北陸の桜名所6選
春を告げる花が今年も北陸を彩る。何十年と同じように咲き、散り続けてきた桜花に移ろう時間を感じながら、北国に訪れた新しい季節の中を歩きたい。
🌸=日本さくら名所100選
松川公園(富山市)🌸|見頃|3月下旬〜4月上旬
富山市中心部を流れる松川の宮下橋〜布瀬橋間、約2.5キロの両岸の遊歩道が松川公園として整備され約530本のソメイヨシノが咲く。震災の影響で富山城址公園に面した約300メートルの区間が通行止めとなり、桜のライトアップは中止だが、それ以外は散策を楽しめる。開花中は桜のトンネルを航行する遊覧船(2600円)が人気。
営業:入園自由
交通:北陸新幹線富山駅から富山軌道線3分、県庁前下車徒歩2分
問い合わせ:TEL076-439-0800(富山市観光協会)
舟川べり桜並木(富山・朝日町)|見頃|4月上旬〜中旬
朝日町の舟川新地区では、1957年に地元の人が舟川べりに植栽したソメイヨシノに、オオシマザクラ、ジンダイアケボノが加わり、川沿い1.2キロに280本の桜並木が続く。残雪の北アルプスを背景に、チューリップや菜の花が同時に見られる「あさひ舟川『春の四重奏』」を今年は4月1日〜14に日に開催予定。
営業:見学自由(花期のライトアップは日没〜21時)/「春の四重奏」期間500円
交通:あいの風とやま鉄道泊駅からシャトルバス10分(北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅からあさひまちエクスプレスで15分、要予約)
問い合わせ:TEL0765-83-2780(朝日町観光協会)
兼六園(石川・金沢市)🌸|見頃|4月上旬~中旬
加賀藩主が金沢城の外庭として造った大名庭園で、日本三名園の一つ。4月中旬を一番の見頃に、多種多様な約40種400本の桜が咲く。特に菊桜は一つの花に300枚以上の花弁が付き、濃紅、薄紅、白と色が移り変わる。観桜期は入園時間を延長し、夜はライトアップを行う。
営業:7時〜17時30分/無休/320円(観桜期間中は無料で、ライトアップは日没〜21時30分)
交通:北陸新幹線金沢駅から周遊バス15分、兼六園下・金沢城下車徒歩5分
問い合わせ:TEL076-234-3800(金沢城・兼六園管理事務所)
能登鹿島駅(石川・穴水町)|見頃|4月上旬~中旬
のと鉄道の能登鹿島駅は「能登さくら駅」とも呼ばれる。冠雪の立山連峰を背景に、海が見えるホーム沿いに約100本のソメイヨシノの桜並木が続くのはフォトジェニックだ。1月の能登半島地震で被災した同鉄道では、七尾-能登中島駅間が2月15日に運転を再開し、代行バス運行中の能登中島-穴水駅間は4月上旬に復旧予定。
営業:見学自由
交通:七尾線七尾駅からのと鉄道35分、能登鹿島駅下車(2月15日現在、能登中島駅から代行バスが運行中)
問い合わせ:TEL0768-52-3790(穴水町観光交流課)
足羽川桜並木・足羽山公園(福井市)🌸|見頃|3月下旬~4月上旬
福井市中心部を流れる足羽川(あすわがわ)の木田橋〜新明里(しんあかり)橋間の堤防沿い2.2キロにソメイヨシノなど約600本の桜が並ぶ。花月橋周辺は壮大な桜のトンネルの中で散策が楽しめる。近くの足羽山(あすわやま)公園は山全体に約3500本の桜があり、足羽神社の樹齢370年のシダレザクラが圧巻。3月23日〜4月7日は「ふくい桜まつり」を開催し、河川敷に「桜床」などを設置する。
営業:見学自由
交通:北陸新幹線(3月16日開業)福井駅からシャトルバス12分、久保町下車すぐ
問い合わせ:TEL0776-20-5346(福井市おもてなし観光推進課)
丸岡城(福井・坂井市)🌸|見頃|3月下旬~4月上旬
天守を囲むように約400本のソメイヨシノが植えられている。3月23日〜4月12日開催の「丸岡城桜まつり」では3月30・31日に飲食店が出店し、夜はプロジェクションマッピングやぼんぼり300本に天守が浮かび上がる幻想的な風景が見られる。
営業:入園自由
交通:北陸新幹線(3月16日開業)福井駅からバス43分、丸岡城下車すぐ
問い合わせ:TEL0776-66-5880(丸岡城桜まつり振興会)
※料金等すべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2024年4月号)
(Web掲載:2024年3月17日)
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