北陸新幹線延伸に沸く福井県に「オーベルジュほまち 三國湊」誕生
三國湊の暮らしや文化、歴史を感じられるインテリアは客室ごとに異なる
町家を活用した「分散型宿泊施設」で地域活性化に取り組む
2024年3月16日の北陸新幹線延伸に沸く福井県の坂井市三国町に、町家を活用した宿泊施設「オーベルジュほまち 三國湊」が1月28日にオープンした。
「オーベルジュほまち 三國湊」は、江戸~明治期に北前船の寄港地として栄えた三國湊エリアで、観光による地域活性化に取り組む「Actibaseふくい」が開業。同社はNTT西日本が中心となり建設、電力、金融、報道など10社とともに設立した企業だ。
「オーベルジュほまち 三國湊」は、フロント棟を中心とした半径800メートル圏内に、9棟(16室)の宿泊棟とレストラン棟が点在する「分散型宿泊施設」だ。港町風情を感じながら“ 暮らすような旅” を楽しめる。新幹線停車駅となる芦原温泉駅から車で20分ほどの好立地でもある。
宿泊棟は三國湊の伝統建築「かぐら建て」をはじめとした江戸~昭和に建てられた町家で、笏谷(しゃくだに)石などの県産材を用いて改修した。外観に伝統的な風情を残しつつ、内部はスタイリッシュなデザインと機能性を重視した造りになっている。
レストランはフランス料理の巨匠として知られる吉野建氏がプロデュースした「タテルヨシノ 三國湊」。三國湊で揚がる鮮魚や、県産食材を使ったフレンチのフルコース付きで、2人1室1泊2食付き4万円~。
オーベルジュほまち 三國湊
福井県坂井市三国町南本町3-4-39
TEL:0776-82-0070
詳細は 公式ホームページ で
文/中文子
(出典:旅行読売2024年3月号)
(Web掲載:2024年3月3日)