北陸新幹線駅近のまちあるき 小松グルメと粟津温泉
細めでコシがあり、のど越しの良い小松うどん
名物グルメを食べ歩き、名湯や名刹でのんびり
北陸新幹線が延伸すると、東京から最速2時間40分で着く小松市。新幹線駅から徒歩圏内に見どころや飲食店があり、まちあるきを楽しめる。
俳人・松尾芭蕉も賞し、加賀藩御用達だった小松うどんの店は市内に50以上ある。小松市内で麺を製造、白山水系の水を使用など八つの定義を満たしたうえで、独自のレシピで味を競っている。町中華の店も多く、名物は塩焼きそば。約70年前、中国の炒めそば「チャーメン」を参考に1軒の中華料理店から始まったという。
白山の水に恵まれ、日本酒の蔵元が市内に5軒ある。1860年創業の東酒造は四つの石蔵があり、冬季以外は見学や試飲ができる。「神泉(しんせん)」はほとんどが県内流通のため、現地で味わいたい。
小松駅から車で20分、開湯1300年と伝わる粟津温泉。自家掘りの硫酸塩泉で、宿ごとに温度が異なる。共同浴場「総湯」では、手軽に名湯を楽しめる。近くには、温泉と同じ歴史を誇る那谷寺(なたでら)がある。境内に奇岩がそそり立ち、遊仙境や琉美(りゅうび)園で鑑賞できる。
名物グルメを食べ歩き、名湯や名刹でのんびり時を過ごしたい。
小松市のグルメや見どころ
徳田盛華堂
小松駅から徒歩5分の和菓子店。名物は十勝産小豆100%使用の「百万石大名きんつば」。
■9時~18時/水・木曜休/TEL:0761-22-1286
粟津温泉総湯
温泉街の中心にある平屋建ての共同浴場で、男女別の内湯がある。
■8時~22時/火曜休/470円/TEL:0761-65-1120
那谷寺
717年に泰澄が開創し、平安時代に花山法皇が改名した真言宗の寺院。(写真は琉美園)
■9時15分~16時/無休/1000円(庭園は別途特別拝観料200円)/TEL:0761-65-2111
<問い合わせ>
小松市観光交流課/TEL:0761-24-8076
観光に関する情報は こまつ観光ナビ へ
※料金等すべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2024年4月号)
(Web掲載:2024年3月13日)