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自分に合ったシューズを見つけて快適なウォーキングを楽しもう!【駅から歩こう1万歩】

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> 港区
自分に合ったシューズを見つけて快適なウォーキングを楽しもう!【駅から歩こう1万歩】

製品開発部の東海林亜樹さん(左)と上級シューフィッターの西濱有美さん

 

ウォーキングをより楽しむために重要なのが靴だ。自分に合った靴を履くことの重要性と靴選びのポイントを、東京・新橋にある「YONEX(ヨネックス)フィッティングスタジオ東京」で、製品開発部の東海林亜樹さんと上級シューフィッターの西濱有美さんに教えてもらった。

 

自分に合ったウォーキングシューズとは?

「ウォーキングシューズって必要?」と言う人もいるが、実は「専用」だからこそのメリットは大きい。

「歩く時は走る時と違い、必ずどちらかの足が着地したままで、足が屈曲する動作が多くなるため、そうした動きに合わせて作られています。さらにソールは軽量、かつ耐磨耗性の高いゴムを使用しており、長く歩くほどラクに感じると思いますよ」と話すのは東海林さん。

シューズの開発では膝への負担を軽くする衝撃吸収と、次の一歩を踏み出す助けになる反発性の併存に力を入れている。その二つを兼ね備えたヨネックス独自の素材が「パワークッション®プラス」で、ソール内部に搭載した商品が続々登場している。

その衝撃吸収と反発性は、12メートルの高さから落とした生卵が割れずに6メートル以上跳ね返ることが実験で立証されている。だが「履いた時の感覚をとても大切にしています」と東海林さんが言うように、素材や形などを細かく変えて試作を繰り返し、様々なタイプのモニターが実際に試して、機能や履き心地など全てに納得したものだけを販売している。

サイズと同じくらい大切な履き方

靴の機能性を十分に生かすためには自分に合った靴選びも重要だ。「年齢を重ねると足裏のアーチが低くなるなど、足の形にも変化が出てきます。以前履いていた靴が合わなくなるのはそのためです。まずは足長や甲の高さ、幅など、自分の足のサイズや特徴を正確に知ることが大切です」と話すのは西濱さん。実際に来店者の足を測定してみると、適切なサイズとは違っているということがよくあるそうだ。まずは専門店で測ってもらおう。

試し履きも欠かせない。その際は両足とも履くこと。かかとを靴にしっかり合わせて必ず立った状態でつま先に女性なら10~15ミリ、男性なら15ミリほど余裕があるものを選ぶ。

さらに「靴選びと同等か、それ以上に大切なのが履き方」と西濱さん。かかとを靴に合わせたら「え!こんなに締めるの?」というくらいひもをしっかり締めていく。締め方が緩いと錘(おもり)をぶら下げて歩くようなもので疲れやすくなるそうだ。

理想はサポーターのようにかかとから足の甲までが靴に密着し、足の指は自由に動く状態。そうすることで靴の中で足の無駄な動きがなくなり、筋肉がきちんと動く。すると血行が良くなり、むくみの軽減や、消費エネルギーのアップのほか、つまづきにくくもなるそうだ。まさに良いこと尽くしの自分に合った一足を手に入れて、1万歩ウォーキングを楽しもう。 

文/木村理恵子

正しいシューズの選び方

ウォーキングをより楽しく快適にしてくれる大切な靴。自分に合った1足を選ぶポイントはこれ!

❶ 足のサイズを正確に知る
❷ 実際に履いて歩いてみる
❸ 試着する時は両足とも履く
❹ かかとを合わせて、つま先に余裕(女性10~15ミリ、男性15ミリ)があるものを選ぶ
❺ サイズチェックの時は必ず立つ

おすすめシューズ

  

パワークッションL118(女性用/1万7600円)
ソール内部に「パワークッション®プラス」を搭載した新商品。衝撃を吸収して反発に変えるクッションなので、膝への負担を和らげ、足取りを軽やかにする助けとなる。アッパー部分は2種の人工皮革を使い分け、履き心地とフィット性もアップ。カラーは5色。男性用(M118W)は3色展開で1万8700円。


  

YONEXフィッティングスタジオ東京

シューズフィッティングは要予約。こちらの予約サイトまたは電話で受け付け。
東京都港区新橋1-4-5 FPGリンクス新橋3階
11時~19時/年末年始休
新橋駅銀座口から徒歩2分、地下鉄銀座線新橋駅5番出口からすぐ
TEL:03-6263-8718

※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2024年6月号)
(Web掲載:2024年7月13日)

Writer

木村理恵子 さん

旅と料理がメインの編集プロダクションに在籍した後、フリーに。お酒とスイーツ、ひかりもの(魚ではない)が好きで、最近は出身地の茨城愛にも目覚める。ホットヨガに絶賛ハマり中。

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