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飛ぶように売れるおやきが自慢!道の駅和田宿ステーション

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 長野県
> 長和町
飛ぶように売れるおやきが自慢!道の駅和田宿ステーション

おやきは1個150円。通年販売の野沢菜、あんこ、切り干し大根のほか、季節によってふき味噌(みそ)、ネギ味噌、ナスなども登場

 

長野の風土が育んだ、できたてのごちそうに舌鼓

長野県のほぼ中央に位置する長和(ながわ)町。旧中山道和田宿ゆかりの道の駅が、和田宿ステーションだ。もともとあった施設を再整備し、町内二つ目の道の駅として登録された。

和田地区は標高700〜1200メートルの準高冷地に位置し、農産物直売所では季節の野菜や果物、春は山菜、秋はきのこも並ぶ。「9〜10月は松茸がおすすめです」と店長の山岡芳明さん。

自然豊かな立地で、農産物直売所や食堂などがある。土・日曜、祝日のおやきや豆餅、力餅は9時頃からでき上がり次第店頭に並ぶ
農産物直売所/季節の野菜が並ぶ農産物直売所。8月はミニトマトやトウモロコシなどが旬を迎える

土・日曜、祝日に農産物加工所で地元の女性たちが作るおやきも見逃せない。一つ一つ手包みしたおやきは蒸し上がるとすぐにできたてを店頭へ。名産の野沢菜入りや、手作りあんこ入りが特に人気で、熱々のうちに食べると具がたっぷり詰まった素朴な味に魅了され、ほかの種類ももっと食べたくなる。あんこ、ごま、きなこの3種の力餅や、軽く塩味が付いていて、切って焼いて食べる豆餅も作りたてで、土産にぴったり。

おやきは小麦粉で作った皮で具を包み、蒸し器で蒸し上げる
力餅は江戸時代に和田峠で売られていた餅料理がルーツ。1パック3個入り390円。ほぼ午前中に売り切れてしまうのでお早めに
豆餅は1本720円。もち米、うるち米、青豆で作られた郷土食

そのほか、ニジマスの唐揚げや野沢菜の漬物、健康食の焙煎(ばいせん)ダッタンそば、地元産の大豆や米を使った手作り味噌(みそ)、黒曜石のアクセサリーなど名産品が数多くある。食堂ではボリュームたっぷりの天丼やそばがおすすめだ。 

文/堀内志保


  

道の駅 和田宿ステーション

TEL:0268-88-0008
住所:長和町和田2884-1
営業:【直売所】8時〜17時(11月〜3月は8時30分〜16時30分、お盆と年末は変更あり)/無休(12月〜7月第2月曜までは月曜休、12月29日〜1月4日休)【食堂】10時〜18時(変動あり)/無休
交通:上信越道佐久ICから35キロ
駐車場:【普通車】65台【大型車】9台

※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2024年9月号)
(Web掲載:2024年10月19日)


Writer

堀内志保 さん

埼玉県生まれ。1999年から2年あまり社会人類学の調査でアフリカ大陸の沖に浮かぶマダガスカル島に滞在。『マダガスカルを知るための62章』(明石書店)では、市場と割礼祭の章を担当した。2003年から宮城県に住み、写真家の夫とともに東北各地の自然や歴史、食、温泉、手仕事などに触れ、新聞や雑誌に記事やエッセイを発表している。

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