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下町の雰囲気が残る大塚で都電の歴史やはしご酒を楽しむガイドツアー

場所
> 豊島区
下町の雰囲気が残る大塚で都電の歴史やはしご酒を楽しむガイドツアー

OMO5東京大塚 by 星野リゾート

OMOは2018年に東京大塚と北海道旭川で誕生し、全国の都市に現在17施設ある。滞在空間やスタッフによるガイドツアーが名物で、地域の「おもしろい人・こと・モノ」と出合わせてくれる。

OMO5東京大塚は大塚駅北口すぐにあり、全125室を備える。駅の南北には七つの商店街が広がり、個性豊かな個人商店が健在。OMOでは「私が通う地元の名店」として100軒ほど紹介する。

ご近所マップ。ホテルから徒歩で行けるローカルグルメ情報が満載

ガイドツアー「都電を見つけるお散歩」では、昭和初期の東京市電をイメージしたレトロ車両など、5種類33車両ある都電について教わりながら街を歩く。100年以上の歴史がある都電荒川線は、都内に残る人気の路面電車。荒川区三ノ輪橋から新宿区西早稲田まで約12.2キロを約50分間で運行する。

大塚沿線には地元のバラサポーターが手入れする約700種1200株のバラが植栽され、四季を通して地域を彩る。ガイドを担当するOMOレンジャーの宮澤彩夏さんは、「街をきれいにしたいと約20年前、商店街の奥様方がバラの植栽を始められた。以降地域で継続して昨年は『全国の花のまちづくりコンクール』で国土交通大臣賞大賞を受賞されています」と紹介する。

都電大塚駅前駅

夕方からの「通気分!カウンターで大塚はしご酒ツアー」では、常連客で賑わう居酒屋や注目のクラフトビール店などを巡る。どこもアットホームな雰囲気が漂い、OMOレンジャー同行のおかげで地域に溶け込めたような感覚が味わえる。

またツアー後に立ち寄った銭湯も人情の宝庫! 母娘で切り盛りする穏やかな空間に、親子や三世代など地元の住民が通う。銭湯画や様々な湯船にも心身が癒やされる。

大塚 鳥忠
開店早々常連客で賑わう北口徒歩1分の老舗居酒屋。メニュー豊富で、中でも焼き鳥、刺し身、ババ玉(プレーンオムレツ)、肉豆腐などが人気。17時〜23時、日曜休

OMO5東京大塚の武世龍(ぶせいりゅう)総支配人は、「大塚は昔の面影を残す、ぬくもりある街。『おかえりなさい』と、ご近所の商店みなさんが迎えてくれます」と話す。「地域の絆」を旅行者も追体験できる、そんな大塚旅をOMOで味わいませんか。

やぐらルームは櫓を寝台にした秘密基地のような客室

OMO5東京大塚 by 星野リゾート
住所:東京都豊島区北大塚2-26-1
交通:JR山手線「大塚」駅から徒歩1分
TEL:050-3134-8095(OMO予約センター)
■in15時・out11時/1泊2万5000円〜(1室あたり・税込)

撮影・木下清隆


※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:「旅行読売」2025年3月号)
(Web掲載:2025年3月13日)


Writer

のかたあきこ さん

旅ジャーナリスト。町、人、温泉、宿をテーマに30年間、全国取材。テレビ東京『ソロモン流』で旅賢人と紹介される。宿本・旅美人SPECIAL編集長、温泉ソムリエアンバサダー、睡眠健康指導士、傾聴スペシャリスト、サウナ・スパプロフェッショナル、日本茶検定1級、日本茶インストラクター、福岡県出身(福岡検定・中級)。2024年5月に書籍『手わざの日本旅 星野リゾート温泉旅館「界」の楽しみ方』(旅行読売出版社)を発刊。

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