【お得きっぷで鉄旅へ】特急列車を乗り継いで道北の絶景&味を巡る ANA/FDA/Peachきた北海道フリーパス 8220円お得!

トラディショナルラベンダー畑から眺める富良野盆地と十勝連峰。見頃は7月(写真/ファーム富田)
絵はがきのような風景と出合える夏の北海道
どこを旅しても絵はがきのような風景と出合える夏の北海道。道北の鉄道旅をお得にするのが「きた北海道フリーパス」だ。航空便で北海道に入り、名物を味わいながら爽やかな車窓風景を堪能する旅に出た。
玄関口の新千歳空港から札幌駅へ移動し、稚内へと向かう前にまずは腹ごしらえ。サッポロビール園 開拓使館がこの4月に改装オープンし、歴史ある赤レンガ建築の内部が明るく生まれ変わった。生ラムを焼き、北海道限定ビール・サッポロクラシックで流し込めば旅の準備は万端。
ジンギスカン(イメージ)
札幌駅からは特急ライラックで旭川駅、さらに特急サロベツを乗り継いで一気に稚内へと北上する。特急列車の普通車指定席も4回まで利用できるのがうれしい。乗り継ぎ前に旭川ラーメンを味わえば、稚内まで約3時間40分の長旅も安心だ。
2日目は宗谷岬への観光や名物のウニ丼を楽しみ、旭川へ戻る。車窓にサロベツ原野や利尻富士が映え、牧場や原生林の緑に癒やされる。
牧草地を走る宗谷線特急と糠南(ぬかなん)駅(写真/ピクスタ)
「日本最北端の地の碑」や「間宮林蔵の立像」がある宗谷岬 (写真/工藤裕之)
旧雄信内(おのっぷない)駅は、現在は信号場になっている。近年、宗谷線の無人駅は廃止が相次いでいる(写真/工藤裕之)
旭川に宿を取った翌朝は、富良野・美瑛(びえい)ノロッコ号で期間限定のラベンダー畑駅へ。駅から徒歩8分のファーム富田で花畑を歩き、ラベンダーソフトクリームやメロン果汁入りクリームがたっぷり入ったメロンパンを味わいたい。
文/春日明子
富良野・美瑛ノロッコ号は2025年6月14日〜8月11日の毎日と、8月16日〜9月23日の土・日曜、祝日を中心に運行
ラベンダーエキス入りのソフトクリームはカップ350円とコーン400円
🍺サッポロビール園 開拓使館
明治時代に建てられた赤レンガ建築を40年ぶりに大改修し、25年4月1日にリニューアルオープン(外観は年内工事中)。吹き抜けのホールが以前より快適な空間へと生まれ変わった。無煙ロースターでジンギスカンとビールを楽しめる。
■11時30分〜20時40分/12月31日休/函館線札幌駅北口からバス7分、サッポロビール園下車すぐ/札幌市東区北7条東9-2-10/TEL:0570-098-346
※記載内容は掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2025年7月号)
(Web掲載:2025年8月22日)