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【いま、会える昭和】「URまちとくらしのミュージアム」で、団地とニュータウンの歴史を体験

場所
> 北区
【いま、会える昭和】「URまちとくらしのミュージアム」で、団地とニュータウンの歴史を体験

蓮根団地にはイスに座って食事をすることを促すために、あらかじめテーブルが備え付けられていた

高度経済成長期の活気が目に浮かぶ

団地供給、都市再生事業、災害復興支援を行うUR都市機構の情報発信施設で、団地やニュータウンの現在・過去・未来を体験できる。ミュージアム棟では、歴史的に価値の高い集合住宅4団地、計6戸の復元住戸をはじめ、映像や模型展示を通して集合住宅の暮らし、まちづくりの変遷を紹介している。

復元されているのは、鉄筋コンクリート造りの集合住宅の先駆けである代官山アパート、日本住宅公団(現・UR都市機構)初期の代表的な住宅・蓮根団地、建築家・前川國男の設計による晴海高層アパートなど。団地で暮らした経験のある人にとってはそのたたずまいが懐かしい。中でも蓮根団地はダイニングを備えて「食寝(しょくしん)分離」の概念を取り入れた、同公団の代名詞ともなった2DKの間取りが興味深い。

そのほか、内部見学はできないが、標準的な5階建て団地や各階に放射状に住戸が配置された「スターハウス」と呼ばれる建物なども立つ。外観から採光や風通しの工夫が見て取れるのと同時に、高度経済成長期の活気が目に浮かぶ。

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専用庭のある多摩平団地テラスハウス

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10階建て高層集合住宅の晴海高層アパート

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URシアターでは4面のスクリーンでUR都市機構が取り組んできたまちづくりの変遷を解説


地図横小 外観写真①.jpg
写真/UR都市機構

■10時~17時(※予約制のツアー見学のみで、10時~、13時~、15時~。各回90分程度)/水・日曜、祝日休、年末年始休(※臨時休あり)/無料/東北線・埼京線赤羽駅から徒歩8分/北区赤羽台1-4-50/TEL:03-3905-7550

※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2025年5月号)
(Web掲載:2025年9月30日)


Writer

たびよみ編集部 さん

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