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【天下取りの城へ】埋められていた石垣を公開、豊臣の城の面影を探して 大阪城(2)

場所
> 大阪市
【天下取りの城へ】埋められていた石垣を公開、豊臣の城の面影を探して 大阪城(2)

早春を告げる梅林は、内堀の東側にあり、約1.7ヘクタールの広さ。天守閣と織りなす景観も美しい

二の丸の豊臣氏ゆかりの地

【天下取りの城へ】埋められていた石垣を公開、豊臣の城の面影を探して 大阪城(1)から続く

大阪城公園は花の名所でもある。内堀沿いには関西屈指の梅林が広がり、12月下旬から3月中旬にかけて、105品種1245本の紅梅・白梅が次々と花をつける。

その南には、秀吉と子の秀頼、弟の秀長を祭神とする大阪城豊國(ほうこく) 神社があり、秀吉の銅像が立っている。広大な芝生広場の、西の丸庭園(有料)は、秀長や寧々(ねね)が屋敷を構えたゆかりの地。2月1日までは大阪城イルミナージュ(2000円)の電飾が、春にはソメイヨシノを中心に約300本の桜が、かつての栄華の地を彩る。

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桜門の南東に位置する大阪城豊國神社。高さ5.2メートルの豊臣秀吉の銅像が立つ

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西の丸庭園から見た天守閣と石垣

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大阪城イルミナージュは会期中17時~21時30分に実施

大阪城さんぽの最後に、公園に隣接する大阪歴史博物館(600円)に立ち寄った。最上階の10階が大阪城全景を眺める展望スポットになっている。秀吉が礎を築いた大阪の街の現在のにぎわいを眼下に見ながら、改めて豊臣兄弟の波乱に満ちた生涯に思いを馳(は)せた。

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大阪歴史博物館から見た大阪城。高層ビル群とのコントラストも印象的(撮影協力/大阪歴史博物館)

ここにも立ち寄りたい


大阪城御座船

大阪城の内堀を約20分で遊覧し、船から間近に巨大な石垣を眺められる。船は「豊臣期大坂図屏風」に描かれ、秀吉が乗っていたと言われる「鳳凰(おうおう)丸」を参考に再現した。船には金箔(きんぱく)が多用され、ぜいたくを好んだ秀吉の気分も味わえる。
■10時~16時30分/年末年始休/1800円/大阪環状線大阪城公園駅、地下鉄長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅から徒歩10分/大阪市中央区大阪城2 御座船乗り場/TEL:06-6314-3773(伴ピーアール 舟運事業部、平日10時~17時)

⑮船_DSC8648大阪城と御座舟.jpg
御座船は大名らの接待や夕涼みに使われたとか。船からは石垣にある大名の刻印や魔よけの人面石も見つけやすい

JO-TERRACE OSAKA

大阪城公園駅前のエントランスエリアにある複合施設「JO-TERRACE(ジョーテラス) OSAKA」。たこ焼きやお好み焼きなどの大阪グルメをはじめ、多彩な飲食店を中心に23店が並ぶ。大阪の観光情報を得たり土産が買えるインフォメーション&オフィシャルショップもある。
■営業時間・定休日は店舗により異なる/大阪環状線大阪城公園駅からすぐ/大阪市中央区大阪

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公園の自然豊かな環境に溶け込む和モダンな建物

たこ焼2.jpg
人気の老舗「たこ焼道楽 わなか」も出店

🏯お城豆知識

土塁や堀を備え、戦国時代に織田信長と約10年間戦った石山本願寺が前身。後に豊臣秀吉がその権威を示すため5重6階地下2階の天守閣を築いたが、大坂の陣で落城した。現在の天守閣の壁は、最上層は豊臣期の黒漆を模した耐久性の高い現代の塗料で塗られ、それ以外は美しい白漆喰(しっくい)で仕上げられている。

文/児島奈美 写真/宮川 透ほか


【モデルコース】

谷町四丁目駅
 ↓ 徒歩16分
大阪城天守閣・豊臣石垣間
 ↓ 徒歩7分
御座船乗り場
 ↓ 徒歩12分
JO-TERRACE OSAKA
 ↓ 徒歩18分
大阪城豊國神社
 ↓ 徒歩5分
西の丸庭園
 ↓ 徒歩10分
大阪歴史博物館
 ↓ 徒歩5分
谷町四丁目駅

<大阪城> 100名城

■登閣証:あり(300円)
■入城:9時~17時30分(状況に応じて17時30分以前にチケット購入列へ制限をかける場合あり)/12 月28日~1月1日休/1200円
■交通:地下鉄谷町線・中央線谷町四丁目駅から徒歩16分(天守閣)
■住所:大阪市中央区大阪城1 - 1
■問い合わせ: TEL06-6941-3044(大阪城天守閣)

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大阪城御城印(左)と豊臣石垣館の入館記念証(300円)

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※記載内容はすべて掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2026年2月号)
(Web掲載:2026年2月25日)


Writer

児島奈美 さん

神戸生まれ。学生時代にバイクで北海道、九州、信州を巡って旅に目覚め、約40か国渡航。1か月のキャンプ旅でも太って帰ってくる食いしん坊で、現在は、旅・グルメ・人物インタビューを中心に、ガイドブックや雑誌、Webなどの制作に携わる。「旅行読売」ではルポがメイン。鉄子や歴女の道も着々と歩む。

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