学ぶ、体験、味わう、泊まる 新茶に誘われて 茶どころ探訪
八女中央大茶園
一番茶が春を告げる―――。一年で最初に摘まれた新芽で作った一番茶は、「新茶」と呼ばれ、栄養素を豊富に含み、縁起物とされる。
茶園の風景を愛で、茶を知り、体験し、そして味わう。新茶を求めて、茶どころを旅しよう。
八女茶ソムリエスクール 【福岡・八女市】
発祥から600年以上の歴史がある八女茶。うま味とコク、爽やかな香りが特徴だ。八女市横町町家交流館での同スクールは、初心者向け1日講座で、八女茶の魅力を知り、味わい方などを学べる。講師陣は生産者、日本茶鑑定士など多彩だ。受講生には「八女茶コンシェルジュ」認定証を発行。
■7700円(各回8人定員)/毎月第2水・土曜開催(7月~9月は月1回)/八女市本町94/同館TEL:0943-23-4311(10時~17時、月曜休、祝日の場合は翌日休)


茶の輪 【埼玉・入間市】
狭山茶の主産地である入間市の景観活用事業として茶畑の中に作られたテラス。90分貸し切りで、茶や茶菓子を味わえる。季節のおすすめ2種と好みの1種を組み合わせる「選べるセレクトティープラン」、濃厚煎茶ジェラートとコクのあるお茶を楽しむ「お茶屋濃厚ジェラートプラン」など、茶園ごとにさまざまなプランがある。
■3000円/10時、12時30分、15時スタートの1日3回(夏期は変更)/入間市内/申し込みは👉こちら


ふじのくに茶の都ミュージアム 【静岡・島田市】
静岡県中西部、日本一の面積を誇る牧之原大茶園にある。博物館では、静岡県産茶をはじめ、世界の茶の歴史や文化を学べる。静岡茶の淹れ方体験や抹茶挽き、茶室での点前など、多彩なお茶体験ができるのが魅力だ。6月29日まで企画展「国産紅茶の世界」を開催している。レストランではお茶を使ったスイーツや料理を提供。
■500円(体験料は別途)/9時~16時30分/火曜休(祝日の場合は翌日休)、年末年始休/島田市金谷富士見町3053-2/TEL:0547-46-5588

牧之原大茶園を望む展望テラスで優雅にティータイム(有料)


京都和束荘(和束山の家) 【京都・和束町】
宇治茶の主産地、和束町。「石寺の茶畑」で知られ、お茶摘み体験や茶畑を見ながらのハイキングが人気だ。「京都和束荘」は「お茶を五感で愉しむ宿」がコンセプト。お茶を使った会席料理やお茶風呂などが楽しめる。ランチ利用も可。
■1泊2食1万7600円~/京都府和束町白栖猪ヶ口25-5/TEL:0774-78-2603

日本遺産の構成資産である「石寺の茶畑」


ランチ「和束御膳」
近江の茶めぐり 【滋賀・甲賀市】5月31日まで
「かぶせ茶」で知られる「土山」と、約1200年前から続く「朝宮」の、二つの茶産地がある甲賀市。市内6か所の茶商を巡り「御煎印」を集める「近江の茶めぐり」を実施中。「御煎印」は1枚500円。各茶商おすすめの「一煎茶」とセットだ。全て集めると、新名神高速土山SAで信楽焼の箸置きがもらえる。
■土山SA/TEL:050-5482-5563

四日市市茶業振興センター 【三重・四日市市】
茶の生産量が全国3位の三重県。茶葉を刈り取る2週間ほど前に黒い覆いをかぶせることで、うま味と甘味が増す「かぶせ茶」の生産量は日本一だ。同センターでは、茶に関する講義を受けられるほか、工場や茶畑の見学もできる。かぶせ茶のおいしい淹れ方を聞き、試飲も楽しめる。5月には、茶摘み体験のイベントも行う(500円)。
■入館無料/9時~16時/月曜休、年末年始休/四日市市水沢町西野252-63/TEL:059-329-3367


コラム 茶の湯文化と「堺」 【大阪・堺市】
室町時代、会合衆(かいごうしゅう)と呼ばれる有力商人たちによる都市運営で黄金期を迎えた堺。商人たちは茶の湯をたしなみ、信長、秀吉の茶頭(茶の湯の宗匠)として重用された。茶道・千家の始祖で「わび茶」を大成させた千利休は堺生まれだ。
連綿と茶の湯文化が受け継がれている堺。文化観光施設「さかい利晶の杜」や、仁徳天皇陵古墳に隣接する大仙公園内の堺市茶室「伸庵」などでは、茶事から立礼席まで、気軽に茶の湯体験が楽しめる。
■堺観光コンベンション協会/TEL:072-233-5258

堺市茶室「伸庵」

※記載内容はすべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2026年5月号)
(Web掲載:2026年4月15日)


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