【フェリーひとり(一人)旅】豪華な新造船〝洋上のホテル〟で北海道へ けやき<新日本海フェリー>(1)
春から夏の日本海は波が穏やかなのでほとんど揺れない。開放されたデッキからの眺めは最高
新日本海フェリーの新造船「けやき」で北の大地へ
レトロでロマンチックな運河の映像を見るたびに一度は訪れてみたかった小樽。関西からなら深夜に舞鶴港(京都)を出航すれば翌日の夜、小樽港に到着する。乗船したのは2025年11月に就航したばかりの新日本海フェリーの新造船「けやき」だ。国内フェリー初のダックテール(※)を含む最新鋭の省エネ船型を採用。3層吹き抜けで開放感たっぷりのエントランスホールは豪華客船を思わせる華やかさで、乗船するなりフェリーに対するイメージが一変した。
※船尾がアヒルの尻尾のように突き出した形状のこと。

エントランスホールのカウンターで、この日は6時過ぎに日の出を見られた
今回宿泊した客室はひとり用の個室「ツーリストS」。乗船券の2次元コードをドアにかざして解錠する。ベッドとデスクとテレビがあり、プライベート空間が確保されているので女性のひとり旅でも安心だ。最も安価な2段ベッドの「ツーリストA」もカーテンで仕切られていて、フェリー= 雑魚(ざこ)寝といったかつてのイメージはもはやない。財布に余裕があれば、シャワーとトイレ付きの「ステートS」や専用テラスも付いた「デラックスA」をおすすめしたい。

ひとり用の個室「ツーリストS」にはデスクとテレビも付いている

乗船券の2次元コードをドアにかざして解錠。プライバシーが守られるので安心

専用テラス付き「デラックスAルーム」なら自分だけの景色を満喫できる

手頃な価格の個室「ステートSツイン」は、ひとり旅にも人気
夜が明けると早速、展望大浴場と露天風呂へ。今回の旅で最も楽しみにしていた体験だ。冷たい潮風が吹き付ける中、日本海の大海原と空を眺めながら露天風呂につかると、日頃の疲れが吹き飛ぶ。時間が許せば、夕景を望みながらの露天風呂にも入りたかったくらいだ。けやきには本格的なサウナもあり、フェリーの船内とは思えないぜいたくな空間で快適に過ごすことができた。

海を眺めながら入れる展望大浴場。何度でも入浴したい

洋上の露天風呂は最高。入浴時間は乗船時〜25時(南行きは~24時30分)、8時〜20時
けやき
◉運航ダイヤ
舞鶴 23:50発🚢翌日20:45着 小樽 23:30発🚢翌日21:15着 舞鶴
◉運賃(大人1人) ※ 6/1以降
期間A/舞鶴~小樽
スイート/8万円
デラックスA/3万4600円
ステートS/2万6000円
ステートウィズペット/5万円
ツーリストS/2万円
ツーリストA/1万2000円
乗用車(5メートル未満)/3万7500円
※5月は「けやき」と「あかしあ」が運航。6月はおもに「けやき」が運航し、6月29日に新造船「はまなす」が就航する。
※期間A:5/7〜6/30
※スイートルームは食事付き。朝食・昼食・夕食各1回
◉アクセス
舞鶴港=舞鶴線・小浜線東舞鶴駅からタクシー7分(フェリー出航日には、大阪なんばOCAT発と神戸三宮バスターミナル発の直行バスが運行)/舞鶴若狭道舞鶴東ICから7キロ
小樽港=函館線小樽駅からバス30分、フェリーターミナル前下車すぐ/札樽道小樽ICから1.2キロ
◉問い合わせ
新日本海フェリー/TEL:0570-002-921
※読売旅行の旅行プランは👉こちら
夏旅GOGO割プラン
6月1日~30日、55歳以上を対象に、乗船の1か月前までの予約が全航路で15%割引になる。けやきの対象客室はスイート、デラックスA、ステートS、乗用車。
文/橋長初代 写真/宮川 透
【フェリーひとり(一人)旅】豪華な新造船〝洋上のホテル〟で北海道へ けやき<新日本海フェリー>(2)へ続く(6/12公開)
※記載内容はすべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2026年6月号)
(Web掲載:2026年6月11日)


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