【お得きっぷで鉄道旅】東北6県をぐるりと周遊 夏に食べたい名物麺を訪ねて(2)~仙台発◎青春18きっぷ3日間~
沿線にそば畑が広がる磐越西線の磐梯町―東長原駅間(写真/越 信行)
東北線・花輪線・奥羽線・磐越西線 ほか
[盛岡]=[弘前]=[横手]=[山形]=[会津若松]ほか
【お得きっぷで鉄道旅】東北6県をぐるりと周遊 夏に食べたい名物麺を訪ねて(1)~仙台発◎青春18きっぷ3日間~から続く
2日目は弘前駅から。構内の壁は地元のこぎん刺しをモチーフにしたデザインで彩られ、りんごジュース専用の自動販売機も青森らしい。奥羽線からの風景は果樹畑が点在する平地から山あいへ、やがて一面田んぼが広がる平野へと大きく変化する。秋田駅では乗り継ぎ時間に改札まで行ってみると、大きな竿燈(かんとう)になまはげや秋田犬のオブジェがお迎え。大曲駅では駅名標などに花火がデザインされていて、うれしくなった。
駅で楽しむ観光と名物麺の数々
横手駅で下車し、昼食に名物の横手やきそばを。半熟の目玉焼きを麺に絡めると、具材のひき肉、キャベツ、オリジナルのソースとも相まって、優しい味わいが口いっぱいに広がる。横堀駅で乗り継ぎ、新庄駅で山形線に乗り換え。沿線は大石田そば街道や米沢ラーメンなど、ご当地麺が目白押しだ。

写真/内田晃

写真/内田 晃
食い道楽 本店<横手>半世紀以上の歴史がある肉屋がルーツで、1976年に居酒屋として創業。横手やきそば四天王決定戦で12年連続四天王に選ばれた。横手やきそば600円、牛バラ焼きそば980円。
■11時〜13時30分、16時30分〜22時30分/第2・4日曜休(不定休あり)/秋田県横手市前郷一番町7-13/奥羽線横手駅から徒歩5分/TEL:0182-33-2925
山形駅で降りたら「冷しらーめん」。酸味のきいた冷やし中華を想像するも、温かいラーメンをそのまま冷たくした味にびっくりした。夏は厳しい暑さの土地柄が生んだ逸品だ。

「冷しらーめん」は冷たいスープでも油が固まらないよう工夫(写真/堀内 孝)
3日目は米沢、福島、郡山を経て会津若松駅へ。会津もそばの産地。中でもつゆや薬味を使わず飯豊(いいで)山の伏流水だけですする水そばは、そば本来の風味が実感できる。
郡山では濃厚な黒いスープの郡山ブラックというラーメンも気になったが、福島を経て白石駅へ。白石麺(しろいしうーめん)は、病気の父のため胃に負担をかけない麺を、と油を使わず作られたのが始まりだとか。つるりとした短い麺で、旅で疲れた体に優しい。
東北線で仙台駅に到着。今度は常磐線で南下して、福島のなみえ焼きそばを食べてみたいなと次の計画を立て始めた。

温・冷のメニューが楽しめる白石温麺

東北線の大河原―船岡駅間は、白石川堤沿いの一目千本桜のすぐ横を走る(写真/越 信行)
文/堀内志保

※記載内容は掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2026年7月号)
(Web掲載:2026年7月24日)


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