【お得きっぷで鉄道旅】まだある! お得きっぷガイド〈2026年版〉
宗谷線の名寄(なよろ)―日進駅間の道立サンピラーパークのヒマワリ畑から特急サロベツを撮影。ヒマワリはお盆の時期に見頃となる(写真/丸山裕司)
暑い夏こそ鉄道旅が似合う季節。そんな時、頼もしい味方になるのがお得きっぷです。この夏、おすすめのお得きっぷの数々を紹介します。列車に乗って、胸躍るような冒険の旅へ出かけましょう。
FDA/Peachひがし北海道フリーパス
2万810円(4日間)※25歳以下(U25)は1万6950円
飛行機で北海道を訪れ、JRで道東エリアを周遊する人に便利。指定エリア内の座席未指定券を発売する特急、普通列車(快速含む)の普通車自由席(特急は普通車指定席の空席)が乗り放題になる。別途普通車指定席(「SL冬の湿原号」除く)も5回まで利用可。FDAは指定店舗で、Peachは機内販売で使える1000円分のお買い物券付き。新千歳空港駅の指定席券売機か話せる券売機で、利用日または前日に購入できる。
道北エリアを対象にした「きた北海道フリーパス」は3日間有効(指定席は4回まで)で1万6670円。FDA、Peachのほか、ANA版もある。

利用期間 2027年4月4日まで(販売は3月31日まで。8月10~19日、12月28~1月6日は利用不可)
問い合わせ JR北海道電話案内センターター/TEL:011-222-7111
小さな旅ホリデー・パス
2850円(1日間)
福島県、宮城県、山形県にまたがるフリーエリア内のJRの普通列車(快速含む)の普通車自由席およびBRT(バス高速輸送システム)が1日乗り放題。週末などに南東北を広く巡るのに便利なきっぷだ。
別に特急券を買えば、福島―新庄駅間の山形新幹線(その他の新幹線は不可)を含む特急列車にも乗れる。郡山―喜多方駅間を走る観光列車「あいづSATONO」も、別途指定席券を買えば乗車できる。6月末まで開催のJRのふくしまデスティネーションキャンペーンに合わせて、県内を観光したい。仙台を起点にした日帰り旅なら、平泉や鳴子温泉までの往復で十分元が取れる。

利用期間 土・日曜、祝日と4月29日〜5月5日、7月20日~8月31日、12月23日~1月7日
問い合わせ JR東日本お問い合わせセンター/TEL:050-2016-1600
東京フリーきっぷ
1720円( 1日間)
都区内のJR線の普通列車、東京メトロの全線、都営地下鉄、都営バス(江東01系統を除く)、東京さくらトラム(都電荒川線)、日暮里・舎人(とねり)ライナーが乗り放題になる。JRや地下鉄、バス、都電を乗り継ぐ観光に便利。チケットを提示することで、都内の博物館や美術館、飲食店など、約180の施設で、割引やプレゼントなどの特典が受けられるのもうれしい。磁気券のほか、手持ちのPASMOやSuicaに書き込むこともできる。
なお、都営まるごときっぷ(700円)、東京メトロ24時間券(700円)、都区内パス(870円)など、各社自社線のみが利用できる1日乗車券も販売している。

早稲田停留場から三ノ輪橋停留場まで運行する都電荒川線(さくらトラム)も乗り降り自由(写真/ピクスタ)
利用期間 通年
問い合わせ 都営交通お客様センター/TEL:03-3816-5700
京王アミューズメントパスポート
よみうりランド5620円、東京サマーランド5470円、サンリオピューロランド4460円(各1日間)
京王線、京王井の頭線全線の1日乗車券と、沿線にある遊園地の施設利用券(フリーパス)がセットになったきっぷ。よみうりランド(最寄り駅は京王よみうりランド駅)、東京サマーランド(同京王八王子駅。現地までの西東京バス往復乗車券付き)、サンリオピューロランド(同京王多摩センター駅)の3種。利用当日に乗車駅の自動券売機で購入する。
混雑予想に合わせて入場料金が変動する遊園地もあるが、このきっぷは毎日同一料金。1日乗車券なので、途中下車して、食事や映画に行くのも楽しそうだ。

よみうりランドの最寄り駅の京王よみうりランド駅(写真/ピクスタ)
利用期間 通年(東京サマーランドは7~9月)
問い合わせ 京王お客さまセンター/TEL:03-3325-6644
ぐんまワンデーローカルパス
2600円(1日間)
GunMaaS(グンマース)のWebサイト👉こちらで購入するスマートフォン専用のきっぷ。群馬県を中心とした指定エリアのJR在来線、東武鉄道、上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鐵道(トロッコ列車は乗車不可)とジェイアールバス関東の指定区間が乗り放題になる。JR在来線の特急や東武鉄道の「りょうもう」号には、別途特急券などを購入すれば乗車できる。なお、新幹線は乗車できない。
草津や伊香保温泉での湯巡り、富岡製糸場見学などの観光はもちろん、碓氷(うすい)峠鉄道文化むらや「もぐら駅」の異名を持つ土合(どあい)駅での“鉄分補給”もおすすめ。

利用期間 通年
問い合わせ JR東日本お問い合わせセンター/TEL:050-2016-1600
信州ワンデーパス
2830円(1日間)
長野県を中心としたJRと長野―豊野駅間のしなの鉄道普通列車(快速含む)の普通車自由席が乗り降り自由になるきっぷ。フリーエリア内の主な駅や旅行会社で購入する。軽井沢―飯山駅間の北陸新幹線、中央線や篠ノ井線などの特急列車も別途特急券を買えば利用できるので、200キロを超えるような広域移動も可能だ。
フリーエリアには、飯山線、小海線、大糸線など、景色がよい路線が多い。指定席券を買って、長野―十日町駅間を結ぶ「おいこっと」や長野―南小谷(おたり)駅間の「リゾートビューふるさと」、長野―姨捨(おばすて)駅間の「ナイトビュー姨捨」などの観光列車に乗るのもおすすめ。

利用期間 通年
問い合わせ JR東日本お問い合わせセンター/TEL:050-2016-1600
JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ
9200円(2日間)
JR東海の在来線全線と隣接する17の私鉄の普通・快速列車の普通車自由席が、連続する2日間乗り放題になる。別に特急券(急行券)を購入することで、フリー区間内の特急(急行)列車および東海道新幹線の熱海-米原駅間の「ひかり」「こだま」にも乗車できる。
2026年4月から利用可能エリアに大井川鐵道大井川本線(金谷-川根温泉笹間渡<ささまど>駅間。ただし、きかんしゃトーマス号などは利用不可)が加わるとともに、4回以内に限られていた新幹線の利用回数制限がなくなり、使いやすくなった。発売箇所はフリーエリア内にあるJR東海の各駅や旅行会社など。

利用期間 土・日曜、祝日を利用開始日として連続する2日間
問い合わせ JR東海テレホンセンター/TEL:050-3772-3910
近鉄週末フリーパス
5000円(3日間)
金~日曜または土~月曜の連続する3日間、近鉄全線(ケーブル線を含む)が乗り降り自由になる。別途特急券を購入すれば、特急「ひのとり」や「アーバンライナー」にも乗車できる。また、葛城山(かつらぎさん)ロープウェイを片道(950円)または往復(1500円)の1回限り、50%割引で利用できる。大阪、京都、奈良~名古屋、伊勢の旅に便利。
販売は、近鉄の主要駅窓口や特急券等自動発売機MT型、近畿日本ツーリストなどの主要支店・営業所、インターネットなど。利用日の前日(インターネットは5日前の12時)までに購入する。

利用期間 土・日曜を含む乗車開始日から連続3日間
問い合わせ 近鉄電車テレフォンセンター/050-3536-3957
あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス
2800円(2日間)
北陸新幹線開業・延伸で生まれたあいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、ハピラインふくいの3社によるデジタル乗車券。新幹線と並行するあいの風とやま鉄道の越中宮崎-ハピラインふくいの敦賀(つるが)が駅間が、連続する2日間乗り放題になる。同区間を片道乗り通すだけでも2000円以上得になる。今年度から金曜も使えるようになり、利用可能日は金~日曜、祝日とその翌日のほか、夏、冬、春休みなどの特定期間。
5種のアプリ(「tabiwa by WESTER」「RYDE PASS」「ふくアプリ」「my route」「乗換案内」でのみ販売。沿線施設で入館料割引や記念品進呈などの特典もある。

利用期間 2027年3月31日まで(販売は3月30日まで)
問い合わせ IRいしかわ鉄道/TEL:076-256-0560
阪急阪神1dayパス
1600円(1日間)
阪急電車、阪神電車、神戸高速線の全線が1日乗り降り自由になるデジタル乗車券。スルッとQRtto(くるっと)Webページ👉こちらまたは阪急沿線アプリで、クレジット決済により購入できる(現在は磁気カードでの発行はしていない)。京都、大阪、神戸をカバーし、社寺参詣、灘の酒造巡りなど、テーマのある旅にもおすすめだ。土・日曜、祝日に大阪梅田-京都河原町駅間を結ぶ観光列車で、追加料金、予約不要の「京とれいん 雅洛(がらく)」にも乗ってみたい。
阪急電車全線(神戸高速線は乗車不可)のみを対象とした阪急1dayパス(1300円)もある。

利用期間 2027年4月30日まで(販売は3月31日まで)
問い合わせ 阪急電鉄交通ご案内センター/TEL:0570-089-500
山陰のんびりパス
5000円(3日間)
JR西日本が運営するWESTER会員(入会年会費無料)向けのデジタルきっぷで、「tabiwa by WESTER」でのみ販売する。山陰地方のJR普通列車の普通車自由席が、連続する3日間乗り放題になるほか、別途特急券や指定席券を買えば、エリア内の特急列車などに乗ることもできる(「サンライズ出雲」や「WEST EXPRESS 銀河」など一部列車は不可)。観光施設の特典クーポン付き。
類似の「鳥取のんびりパス(2日間3000円)」「松江・出雲のんびりパス(同5000円)」もある。こちらはそれぞれのエリア内にある指定観光地の入場料も含まれており、日数や目的地に合わせて選びたい。

利用期間 2027年4月2日まで(販売は3月31日まで)
問い合わせ 日本旅行西日本Webセンター/TEL:0570-666-155
旅名人の九州満喫きっぷ
1万2000円(3日分)
JR九州および私鉄、市電など、九州内を走るほぼ全ての鉄道、軌道線の普通列車の普通車自由席が乗り降り自由になるきっぷ。発売日から3か月有効で、1人が任意の日に3回に分けて利用でき、同一行程であれば複数人(3人まで)で使うこともできる。利用できないのは、新幹線、特急列車(西日本鉄道を除く)、南阿蘇鉄道のトロッコ列車、長崎電気軌道、路線バス(日田彦山線BRTを除く)、肥薩線タクシー輸送(八代~人吉<ひとよし>)で、この区間は別途乗車券などを買う必要がある。
JR九州の駅や九州内の主な旅行会社で販売。前売りはしておらず、購入日が有効期間の開始日になる。

利用期間 通年
問い合わせ JR九州案内センター/TEL:0570-04-1717
※記載内容は掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2026年7月号)
(Web掲載:2026年7月17日)


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